本日は、金融関連の話。
ちょっとした思い付きなんですけど、面白いなと思ったんで。
上記は板倉さんの記事です。
最適D/E比率のお話です。
企業において、一番よい借金/資本の割合はどの程度なのか?
というお話について語っておられます。是非ご一読を。
ものすごく僕には勉強になったわけですけど、
それで、個人的に面白いな、と思ったことは、
以下のことですね。
企業の成長ステージ(導入期〜成長期〜成熟期〜衰退期)に応じて、投資家から観たリスクは以下のように変化します・・・
導入期・・・極めてリスキー
成長期・・・成長度合いの変化が大きいのでリスキー
成熟期・・・割とリスクが低い。
衰退期・・・解散価値に注目(=純資産がプラス)であれば、リスクが低い。
と成るわけです。
よって、最適D/E比率の基準は、
導入期・・・E > D (または、資本レバレッジを利かせない)
成長期・・・E > D (資本レバレッジは、あまり利かせない方が良い)
成熟期・・・E ≒ D (資本レバレッジを適度に利かせる)
衰退期・・・E < D (資本レバレッジを利かせてもOK)
となります。
これ、実に面白いと思いました。
いやね、金融のプロには当たり前なんでしょうけど、
導入期の企業、つまり株式公開前のベンチャーや公開直後のベンチャーの
株を借金してまで買うのはリスクが高すぎるわけです。
だから、自己資本のみでの分散投資が好ましい。
一方で、成熟期にもなると、企業は安定成長が見込めるので
信用取引をしてもリスクが低いので、企業と同じように
成熟期の企業には、レバレッジを自己資本と同程度に
効かせて投資したほうがリターンがよさげ。
で、衰退期になるとレバレッジを大幅にきかせるやり方がよくなる。
つまりですけど、株価が落ちていくことがわかりきっているなら、
株の空売りで儲けれるわけですな。
こないだのLDショックで、株の信用取引で大損こいた人の話が
色々とでましたが。
信用取引
信用取引ってのは、要するに、借金をして資産を買うことです。
この辺り、企業の資本調達と同じなんですよね。
企業がDebtと呼ばれる有利子負債などのいわゆる借金と
Equityと呼ばれる自己資本の二つで資金調達をするように
資本家も、信用取引のような借金による投資と
自己資金からの投資の組み合わせでやっているわけです。
で、企業と同じように、銘柄によって、
信用取引するかどうか選択できるわけですが
ここでも、板倉さんの指摘どおり、最適D/E比率、
つまり、信用取引を絡めるかどうか、空売りするかどうかの見極めは
その企業の成長ステージに大きな影響を受けるわけですな。
つまり、導入期や成長期の企業に投資するのは
極めてリスキーな為、信用取引のような形でレバレッジを
効かせないほうがよくて。(当ればでかいですが、損失もでかい)
成熟期や衰退期の企業であれば、信用取引なんかでレバレッジをきかせて
投資をしたほうがいいという事ですね。
いや、常識なのかもしれないけど
なんか、板倉さんの記事を読んだら、そうか、そういうことなんだなと
納得してしまったので。
ただ、アレですね。新興市場でも信用取引する投資家は沢山いるわけで。
アメリカじゃ、ネットバブルで、それで焼死した投資家随分いたみたいですし
LD株を信用一点買いして、借金3000万くらい背負ってしまった人も
いたようですし。
新興市場の企業なんて、それこそ、導入期か成長期の企業なわけですし、
明日もわからない企業の株で信用取引しちゃう投資家の心臓ってどうなってるんだろうと不思議に思います。
本日はこれで終わります。

