はてブで話題になってたんで、
本日はそっちに便乗。
geek
━━ n. 〔米俗〕 (生きたニワトリなどの首を食いちぎる)異常な見世物師; 〔米俗〕 変態; 【コンピュータ】パソコンおたく
世の中の大抵の人は、
合理的な行動をする。
合理的であるとは、リスクの高い行動をしないという事であり
合理的な判断をする人の行動というのは
大抵の場合、似通ったものになる。
ただ、世の中には、頭のおかしい連中、つまり
ギーグが一定の割合で常に存在する。
心理学では、「リスク好き」な連中が、
世の中に一定の割合でいることが
確認されているし、そういう連中が一般に
ギーグになりうる可能性をもつと僕は思う。
ギーグってのは、要するに
普通の人がやらない行動をする人達であり、
普通の人から見たら、その行動形態は
異様なものに見える。
だから、マニア、変態、ヲタク
なんて定義される。
語源は
「生きてる鶏の頭を食いちぎる見世物師」
なんだから、そのイカレっぷりが
よくわかる。
メンコ集めに生涯の全ての力を費やしたり
暇つぶしに辞書を読んでみたり
マッチ箱を高く積み上げる事に異常な執念を
燃やしたりする連中である。
大抵、こういう連中は、金になりもしない事に
一生を費やして終る。
そして、それが生きがいであって
その事に何の疑問ももっていなかったりする
から恐ろしい。
ギーグの多くはただの狂人なのだ。
ただ、この愛すべきバカ達は、時々、
とんでもない事を思いついたりする。
人と違う事に興味をもち、それに異常な執念を
もったりするから恐ろしい。
パンピーが
「それは無理だよ、できっこないよ、儲からないよ、やったって意味ないよ」
という分野に限ってギーグがいるんである。
だからギーグなんだが。
そして、そういった分野は大抵、実際に
儲からないし、無理だし、やったって意味がない事が多い。
だが、ギーグは諦めないのだ。
ギーグの恐ろしさは、その異様な執念に代表される。
「バカの一念、岩をも通す」
という格言の通りだと思う。
稀に、本当に、
「不可能を可能にしちゃう」
奴が出るのである。
世界の発明家であったり、企業家ってのの自叙伝を
読んでいると、頭のいかれた連中が多い。
あまりに多い。
バカばっかなのだ。
バカだから、「できない」と一般に思われている事に
チャレンジできるんだろうと思う。
そして、それをやり遂げちゃう奴が
恐ろしい事に、常にどこからか現れるのだ。
そうすると世の中が引っくり返る。
ギーグ、つまり神聖なる大馬鹿者達が
歴史を塗り替え、天才というか、頭のいい奴が
必ずしも歴史を塗りかえるとは
限らない理由は、ここにあるのではないかと思う。
ギーグは馬鹿だから
激しくどうでもいいような事、
金になりそうにもない事、
不可能と思われている事
に挑む。
頭のいい連中は、そんな事はしない。
地球を歩く時は、安全そうな所を歩く連中だから。
というわけで、頭のいい連中は不可能を可能にするような
大発明をすることは滅多になく、
頭のオカシイ連中、つまりギーグが
大発明をする面白いサイクルが繰り返されているのは
こういう理由なんじゃないかと思う。
合理的思考は、社会を規則正しく運営していく上では
必要不可欠だし、それが悪いものだとは思わない。
ただ、秩序だった行動というのは
社会に変化をもたらさない。
そして、変化をしない社会というのは
停滞そのもの、つまり死んでいると同義なんだと思う。
だから、人間社会が停滞状態になるのを
避ける為に、常に、人間の中には
ある一定の割合でギーグ達が生まれてくるように
出来ているのだろう。
そう考えるとギーグというのは
人間社会において、進歩と変化の必要性から
生み出されたものと言えるのかもしれない。
で、今、web2.0の話とかもありますが、
一般論で言わせていただければ、
確かにバズワードとかもしれません。
が、ギーグにとってはそうでないのです。
頭のイカレた連中なんですから
一般論は通じんのです。
誰もが無理だ、不可能だ、何の意味もないという
事象に興味をもちたがるからギーグなのです。
生きた鶏の頭を好んで食いちぎるような連中なのですよ。
エロイ人にはそれがわからんのです。
わかりたくもないけど。
私も自分で「リスクジャンキー」と想ってきました。これからは、「○○業界のgeek」と名乗るべきでしょうか?
リスクジャンキーなのはマズイような
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
geek の発音をしているのであれば,それはギークだと思います。
そ、そっすよね。昨今の情勢を考えると不適切な発言でした。はっ、はっ、はっ。
ようこそ、ネタエントリへ。
>>ひできさん
やばいっすよー、時期的に〜