このブログの人気エントリを読みたい方はこちら
もう一つのブログはこちらです。

2005年11月13日

バブルの発生

ちょっとバブルの発生について
心理学的というか詐欺師の論理的側面から書いておこう。

バブルの発生は、基本的には、
人間心理に根付いたもので、
信用詐欺師がよく使うトリックでもある。

つまり、

「最初に期待以上の金を稼がせておいて、カモを熱狂させる。
その後、リスクが高いがハイターンが見込めるゲームに引き込み、
カモに大金を賭けさせる。勿論、そのゲームはイカサマで
カモは必ず負ける。カモは、ハイリスクという事を前もって
告げられていたので、仕方ない、と納得して引き下がる」


という奴である。
信用詐欺師は、カモが騙されたと気付かない
ゲームを行うゆえに信用詐欺師なのである。

色々と亜種があるんだが、
とにかく、最初に期待以上の金をカモに稼がせた後で
よりハイリスクだが、ハイリターンなゲームに引き込む
という手順は変わらない。

人間ってのは、最初にいい目を見てしまうと
次は、もっといい事があると思って
ハイリスクハイリターンなゲームをしてしまうのである。


で、バブルもこの人間心理に基づいたもので

「誰でも儲かる」

という状況が現出するとヤバイ。

今の日本の株式市場は、まさにそれで
日経平均が凄い勢いで伸びている以上は、
サルにポートフィリオを書かせても
勝てる状態である。

その結果、新規参入者でも勝てる。

だが、値上がりはいつまでも続くものではなく、
必ず、どこかで落ちるのである。

15年前のバブルの時も、土地神話という
馬鹿でも勝てるゲームから始まった。

土地は下がらないという神話に基づいて
大量のプレーヤーがゲームに入り込んだ。

最初は、誰でも勝てた。土地は天井知らずに上昇した。
だが、その後は悲惨だった。

バブリーナの発生でプレイヤーが一気にやられた。

現在の日経平均株価も、現状、誰でも勝てるゲームなので
こういった負の連鎖が始まりかねない。
というか、始まっているとみたほうがいい。

「誰でも儲かる」という状況の下、大量のプレーヤーが
ゲームに参加し、レイズを繰り返している以上は。

問題は、どこでゲームが終るか、である。
カジノの金には限りがあるのだ。

僕は一年後くらいだと見るが
ひょっとしたら明日かもしれないし
5年後かもしれない。

バブルの発生条件を、最近の日経平均は
満たしてしまっていているので
気をつけないといけない。

リスクテイクは、株式ではやらないと勝てない。

株で確実に失敗する方法はいくつもあるが
リスクを取らないという手法はその一つである。


それと同時に、ゲームには常に終わりがあるのだから
リスクヘッジも必要になる。

早くゲームを降りれば損をするし、
遅れれば身包みはがされてカジノから放り出される。

難しい世界である。




posted by pal at 02:32 | Comment(0) | TrackBack(1) | コラム このエントリーを含むはてなブックマーク | 編集
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

日本株の2つのリスク〜楽観的過ぎる業界見通し
Excerpt: 私はモルガンスタンレーのウィークリー・インターナショナル・ブリーフィングに毎週目を通すようにしている。各国の経済状況が概観できる上(プロではないのでいくつもレポートを見ている暇がない)、日本企業のレポ..
Weblog: ホンネの資産運用セミナー
Tracked: 2005-12-14 00:24