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2005年11月09日

変化しつつある市場を幾つか

コモディティ化に耐えられなかったか。イーヤマ

「Dellの最盛期は終わった」とBarron's誌が指摘


チープ路線でシェアを拡大したデルとイーヤマが
死に瀕しております。

チープ路線は、ある時期までは有効なんですが
結局、同じ市場から高コスト構造のプレーヤーが逃げ出したら
後は、同一コスト構造のプレーヤーとの消耗戦なんですよね。

そうなると、儲からなくなっちゃう。

大西さんとこで、マルセルさんが話題にしているけど
ナナオは、市場に同一コスト構造のプレーヤーしかいなくなると
同時に、ハイエンド市場に逃げた。


つまりですけど、ローエンド市場に見切りをつけて
高品位なディスプレーを医療、金融機関、
グラフィックス関連に、またアミューズメント用モニターを
特定事業社向けに販売するという形で上位市場に資源を集中した。


コンシューマー市場が飽和したら、即座に企業向け製品や
金持ち向け製品といったハイエンド市場に逃げるしかないわけです。

これはマックとモスの対比でも言えるんですけどね。

ローエンドでチープ路線で走りつづけたマックですが
市場が牛丼とかファーストフード、コンビニ弁当で
飽和してしまった事に気付くのが遅すぎた。

モスは、それに気付き、すぐに上位市場へ、
つまり高級化路線へと逃げ込んだ。

ここで、モスとマックの明暗が分かれたんですけどね。


同じように
デルが生き残るには、ローエンド市場から
ハイエンド市場に逃げるしかないのだけど
どうなるのかな。

コンシューマーPC市場が飽和した以上は
より上位の市場に逃げないとやられてしまう。

逃げるべき市場がない場合は、デルには成長する要素が
なくなったことになる。

きついねぇ、デジタル関連は。



米NBC、CBSは99セントで番組をオンデマンド販売

itune向けに発信するみたいです。

まぁ、これはゲームオーバーへの一歩なんですがね・・・
何が起こっているか分かってない場合には
NBC、CBS、ヤバイです。

少しづつ、ネットにコアインビタンスを奪われている。

何も考えずにネットにコンテンツ流して
ウハウハ-とか言っていると、ゲーム終了が
近づいていることに気付かないままに終っちゃうぞ。

当面は、この流れが進んで
ちょっとは業績が回復するだろうけど。






posted by pal at 18:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム このエントリーを含むはてなブックマーク | 編集
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