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2005年11月06日

アマゾンに未来はあんのか

アマゾン・ドット・コム 基調講演、100年後も続くビジネスモデルを展開

構想は立派だけど、微妙なんだよね。

つか100年間、成長を続けた企業は
いまだかつて存在しないわけで。

企業寿命30年説なんてあるように
30年で企業は大体ダメになる。

ネット業界だと、これよりさらに
移り変わりが激しいから
10年先も怪しいよ。

オンラインショッピングは
今後も成長するだろうけれど
アマゾンが10年後にあるかどうは
わからないとSAPに勤めている義弟も
言っておりました。


日本アマゾンは売上800億のうち、600億が書籍で
しかも、その書籍はデジタル化の波が押し寄せてきている。

デジタル書籍市場は急速な発展を遂げている。
もちろん、書籍市場内では、小さな動きでしかないが
成長が止まってしまった出版関連で
伸びているのはここだけだ。

いつかは成長は止まるだろうが
その止まる時期が誰にもわからない。

成長率をはじき出して
ソロバンはじけば、どの時点で
既存のプリント事業がやられるかは
わかってるはずなんで、対策とってるのか、出版社は。

アマゾンは、多分わかってる。
電子ペーパーが出れば、本は売れなくなる。
売れるのは、デジタル書籍だ。

あるいは、だが、アドオークションみたく、広告枠を売るサービスが主流になってきて
人気のある小説や漫画、専門書は、全部タダなんて流れになるかもしれない。

PVさえ集めれれば、そこには必ず広告主がつくわけだから
アドオークションみたいなサービスで
自分のサイトの広告枠を売ればいいだけだしな。

そういう風になったら、アマゾンって微妙だろって話なわけ。

作者がみんな自分のページで書籍を公開して
PV集めて、そこから上がる広告料でやっていくビジネスモデルが
出来上がっちゃったら、はっきしいって
電子書籍の配布サービス自体も微妙になっちゃう可能性があるし。

電子書籍や広告料スタイルの電子メディアが
成立するには、アドオークションみたいなサービスと
快適な専用のインターフェースが必要なわけだけど
どっちもすでにネットにあるわけだから、
アマゾンみたいに書籍販売で稼いでいるとこなんて
微妙だなーと思うわけです。



posted by pal at 10:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム このエントリーを含むはてなブックマーク | 編集
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