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2005年10月29日

はてなブックマークの狙い

ちょいと思うことがあるのでメモ的に。

はてなの戦略というのは、ちょっとグーグルに似たところがある思う。
勿論、向こうは、検索が最大の武器だったんだけど
はてなは、はてなダイアリーや人力検索、はてブ、特に
はてブが、はてなの肝になるかもしれないと思い始めている。

はてブというビジネスは、一見すると、
ユーザーが、自分の気にいったページをウェブ上のデータベースに
保存しておくだけのものでしかないんだけどね。

ただ、目をこらすと、あるシステムに目が行く。

「タグ」

だ。

フォークソノミーという話があってはてブも
それを世襲しているんだけど、実は、これ、はてなという会社を
飛躍させる可能性をもつシステムにもなると思う。

はてなは、はてなダイアリーやはてブ、お隣日記システム
その他etcによって莫大なトラフィックを内部に抱えることに
成功した。

これだけでも凄いんだけど、これだけでは、金にしにくい。

情報を金にするには、的確な広告を的確な顧客にうつことが
重要であって、その方法については、現状、キーワードマッチ
くらいしか方法がない。そこでは検索連動型が主流だが
これよりもいい方法があってもいい。

そこで、新たな連動型広告として考えられるのが
「タグ連動型広告」だろうと思う。

最近、はてなが広告営業を強化しようとしている動きの
拝啓には、これを狙っているんじゃないと思うことがある。

すでに、はてなの中には80万のエントリー、
170万のブックマークがある。

そして、それぞれに「タグ」がつけられている。

つまり、80万以上のページ事に、
キーワード以外の属性がすでに
はてなとユーザーによってつけられているのだ。

ここが非常に重要なところだと思う。

また、ユーザーごとにはてなブックマークでは
自分のタグを管理している。つまり、ユーザーの属性が
タグという形で可視化されているのである。

タグを統計的に定量分析した上で、それとエントリ、
ユーザーごとの関連性を調べ上げ、
タグを応用して、ユーザー別に効果的なターゲット広告を
送り込むことは既に可能なわけである。


これを使えば、非常に効果的なターゲット広告市場を
はてなは独占できる可能性がある。
タグというデータを使って、そのブログ、サイトごとの
読者層を解析し、そこに広告を送り込むのは
キーワードマッチよりも、非常に有効なターゲット広告に
なるかもしれないからだ。

そして、その為に必要なデータをすでにはてなは
タグという形で持っているわけである。

ま、妄想ですけどね。
妄想メモでございます。はい。


posted by pal at 05:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム このエントリーを含むはてなブックマーク | 編集
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