このブログの人気エントリを読みたい方はこちら
もう一つのブログはこちらです。

2005年10月27日

TBSの本当の敵は楽天じゃないって。

最近の新聞とかメディアの記事読んでて、
これから何が起こるのか、本当にわかっているのかと
問い詰めたい、心の底から問い詰めたい気分になるんだけどさ。


楽天三木谷社長,TBS株買い増しで統合提案の真意を訴える「変革は3年で起こる」


いやね、ミッキーがね、言っていることやね、
彼を金の亡者として扱いたい気持ちは
わかるけどね。

日本のメディア、これはTBSも含めただけど、
これから何が起こるかって事をちゃんと
理解してないんじゃないかと不安になる。


あのさ、ネットが全世界を繋いでしまった事、
そしてブロードバンド環境が普及していっている事が
何をもたらすかって事を、本当にわかっていらっしゃるのか。

この先、ストリーミングやVODがどんどん普及するのは
間違いないんだが、その際ね、どこの国の動画コンテンツも
簡単にネットから落せるようになるって事を理解しなきゃ
いかんよ。

現状、すでに海外のニュースサイトを
日本でいくらでもチェックできる。
また、海外の映像コンテンツを落してくることも
すでに可能でしょ?

これは将来ね、海外産のバラエティ、ドラマ、映画が
日本でもリアルタイムで視聴できるようになるって事なのさ。

勿論、字幕つきくらいで、だろうけど
日本では世界でも珍しく字幕で映画をみたりドラマを
みたりするのが好きな国民性がある。
だから、こういうのを見る人は相当数に上るのは
間違いない。

TBSが楽天に買収されようが、されまいが、そんな事は
日本国内の話であって、激しくどうでもいいわけ。

問題なのは、放送というかコンテンツ侵略だよ。
欧米、アジアからのね。

ネットは、全世界のコンテンツを瞬時に
個人の下に持ってくる。
それは、海外のコンテンツも例外じゃない。

ブロードバンド時代においては、日本の映像コンテンツは
海外産のバラエティ、ドラマ、映画なんかと
ガチンコ勝負しなきゃいけなくなるの。
ネット上には国境がないに等しい。
あるのは言葉の壁だけ。ここを理解しているんだろうか。

ここを理解できていないと、これからの映像産業食っていけないよ。
映像がネットを通じて、ばら撒かれる技術が
すでに確立されているんだから。

日本のメディアにとって、最大の敵は、
通信系の誰かや楽天、LD、SBなんかじゃないの。

海外のコンテンツプロバイダーなんだよ。
なんでそこがわからないかな。

今までは、電波といった参入障壁で、それを排外できた。
だが、ネットがそれを壊し、さらに全世界を繋げてしまった
以上、この波は、必ず来る。

最近さ、アニメ関連で、政府がうんちゃらしてるけどね
日本のコンテンツで、海外産の映像コンテンツより遥かに
優れていると断言できるのは、2Dアニメくらいだからなんだよ。

要するに、そこ以外では、映像技術による差別化が難しい。
だから、その技術をしっかりさせて、海外に向けて発信できる
時代になった時に、日本の武器にしたいんでしょ。
宮崎アニメくらいだよ、日本の映像コンテンツで
世界最高レベルだって断言できるのは。

もうね、電波による支配は終わりを告げるしかない。
ブロードバンド時代になったら、海外の映像コンテンツが
日本にばら撒かれるのを阻止する方法はない。

視聴者が、映像で一番欲しがるのは映画で、
ハリウッド映画は日本でもとんでもない人気がある。
アメリカ産の映像コンテンツは、質も高い。
最近じゃ、韓国ドラマも人気あるよね。

そういうコンテンツとガチンコ勝負する事になるって事を
既存のTV局とか製作プロダクションの皆さんは
わかっておられるのですか。

ゴールデンタイムにハリウッド映画やアメリカの人気ドラマ
韓国の人気ドラマが、どの家庭でもみれるようになる。
そういう世界になるんだよ。

一度、変革の波が来たと気付いたときには、
はっきし言って、もう遅いの。
ビジネスモデルがはっきりした時にはもう手遅れなんだよ。

だから先手をうつ必要がある。
グーグル、アップル、マイクロソフトはもう動いているの。

戦える体制を作らないと勝負にすらならない。
ミッキーが、それを予期して戦うつもりなのかどうかは
知らん。金のためだけなのかもしれない。
TBSを買収すると金が大量にはいるのは確かだしね。

ただ、変革の時期が近いというのは正しい。
競争の時代はすぐそこまで迫っていて、
戦える体制を整えておく必要がある。絶対に。

放送と通信の融合はほとんど不可避。
そして、その後にくる海外勢との映像コンテンツ競争も
不可避なの。

出遅れれば、シェアを大幅に持っていかれることは目に見えている。
やらなきゃ死ぬだけなんだよ。
そこをわかってくれ。今、現実的に、ルールが変更されていってるの。
海外からの映像コンテンツ侵略は近いのさ。

同時にチャンスでもあるんだけどね。
海外のマーケットを日本の映像コンテンツで
一気に開拓できる可能性もあるから。

そういう事だと思うわけですよ。




posted by pal at 06:26 | Comment(2) | TrackBack(2) | メディア このエントリーを含むはてなブックマーク | 編集
この記事へのコメント
さすが!palさん!おっしゃるとおりだと私も思います。

ちなみに、AOLのTime-Warner買収(でしたっけ?)との比較をどう思いますか?
Posted by ひでき at 2005年10月30日 17:32
ひできさん、お久しぶりです。

AOLは、まだネット技術が未成熟だった時代に
タイムワーナーの買収に乗り出したのが
不味かったんだと思います。

2000年頃、まだ僕らはアナログ回線で
ネットをしていて回線速度の遅さにイライラして
ましたし、PCソフト、ネットサービス、
オンラインショッピングもまだ十分とはいい難い
ものでした


タイムワーナーの持っている
映像技術・コンテンツに
ネットサービスが依存しはじめるのは
ネットサービス自身の技術が成熟段階に
入る事が条件の一つだと思われるので
AOLは、その時期を見誤ったと言えると
思えます。

今でも、まだ若干早いとも思っています。
ブロードバンドユーザーが
クリティカルマスを突破した時点が
勝負でしょう。

おそらく、2006年か2007年あたりに
その時期が日本に到来するので、
勝負はその時になるんじゃないかと思います。
Posted by pal@管理人 at 2005年10月30日 19:01
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

楽天の追撃
Excerpt: 楽天がゴールドマンをバックに2000億円用意。 楽天の資金枠が大幅アップしました。 TBSを怖がっている国内の銀行では手が出せないのでしょう。 特に日本では、新しい勢力を恐れる傾向が強いので、I..
Weblog: サイバー サイバー
Tracked: 2005-10-27 07:38

米国TVランキング: 10/17(月)〜 10/23(日)
Excerpt: 10/17(月)〜 10/23(日)のアメリカ合衆国の週間プライムタイムTVランキングをお伝えします。 【参考】 ★アメリカの2005-2006年TVシーズン番組表:[ネットワーク別] [曜日別]..
Weblog: アメリカに暮らす
Tracked: 2005-10-28 05:51
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。