上記のリンクはネタフルさんの記事です。
これを読んで、今まで考えてた事がまとまった気がする。
既存メディア企業の逆襲
こっちは湯川さんの記事。
これを読んでから、将来のポータル事業ってのが
どうなるんだろうって考えはじめたんだけれど。
現状のポータルは、新聞のおこぼれ記事をまとめているにすぎない。
ネットに散らばる情報は、ほぼ扱っていない。
また、個々人のニッチなニーズにも応じきれていない。
最終的に、こうした全てのニーズに応じきれるポータルってのは
どういう形になるんだろうと思っていたのだけれど。
Ajaxを使って、パーソナルポータルを始めたのはグーグルが
始めらしい。グーグルニュースは、個々人でカスタマイズできるが
やはり、大新聞社のニュースを集めてきてくれるだけだ。
ここで、パーソナルポータルでは、
個々人のニッチなニーズに応じるにはどうしたらいいか
ネットに散らばる、ブログなどの情報をどうポータルに組み込む
べきかってずっと考えていたのだけれど。
やっと答えが出た。
はてなという会社が目指しているのは、おそらく、
究極のパーソナルポータルを作り上げることなんじゃないかと
思う。
まず、はてなRSSは、個々人のパソコンの中にでなく、
はてなのサーバーの中にあるRSSシステムってのが他の多くの
RSSと違う。
次にはてなブックマーク。個々人のデスクトップパソコンに
あるお気に入り、ブックマークとは違い、こちらも
はてなサーバー内にブックマークを集めておける。
おそらく、次にはてなが手を出すのは、ポータル事業だと思う。
ただ、それはヤフーとは異なる。
多分、グーグルニュースのように、勝手にロボットが
新聞ニュースをあつめてくるものが土台になる。
そして、ここから、はてなブックマークとはてなRSSが生きてくる。
はてなポータルでは、個々人が、それぞれのポータルページを持ち、
自分が欲しい新聞社のニュースを選んでカスタマイズできるようになる。
そして、はてなRSS、メールサービス、
はてなブックマークのお気に入り機能で
集められて運ばれてくる記事が、
パーソナルポータルのカテゴリ別に並ぶシステムが
構築されるんじゃないかと思う。
これは、EPIC2014が描いた未来に近いものになるだろう。
あれでは、コンピューターが勝手に個々人向けに記事を
書くと言う未来だったが、こっちはSBMとお気に入り機能、
ajax、パーソナルポータルの出現によって
作り出される、個々人向け情報配信システムだ。
グーグルニュースのようなニュースポータルを土台とし、
ソーシャルブックマーク、ウェブ上のRSSなどを通じて
全てのユーザーが繋がる可能性をもち、
そこに勝手に集ってくる記事によって
マスにもニッチのニーズに答えることを可能にする
パーソナルポータルシステム。
個々人が自分専用のパーソナルポータルを持つもよし。
あるいは、気にいった他の人のポータルを利用するもよし。
アルファブロガーならぬアルファポータラーとかの
個人の超人気ポータル管理者も出現するかもしれない。
はてなブックマークで人気のブックマークメイカーがいるように
お気に入りユーザーを厳選でき、それからそこいらから良い記事を
集めて分別できるオンライン上の編集者の登場は、そんな未来の
話ではないかもしれない。
ブロガーをオンライン上の記者とするなら、
こういうパーソナルポータルを作る人こそが
オンライン上の編集者という位置付けになるわけ。
多分、ポータルの未来は、全ての人のニーズに答えることができる
こういうパーソナルポータルが一つか二つ存在するだけになることに
なるんじゃないかとも思う。
このシステムは、オンライン上から
ニッチ向け記事を集めるためにSBMとお気に入り機能を必要とするし、
サーバーにおかれたRSSシステムも必要になる。
あと、グーグルニュースみたいなシステムも。
後者は新聞社からニュース買えば済むだけかもしれんけど。
で、総合すると、今、パーソナルポータルシステムを
構築可能な会社は、日本でははてなぐらいなんじゃないかって事。
だから、はてなが本格的にパーソナルポータル作りを
始めたら、ヤフーポータルのキラーコンテンツになって
やがて、それを殺してしまうかもねって話でした。
Google--勝者は検索のみならずすべてを独占する
この言葉通り、このパーソナルポータルシステムは
勝者が全てを独占することになると思う。
そういうシステムだし。
こんな二番煎じの糞長い与太話を
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。