これ、面白い。
おもいっきり右な主張というか嫌韓主張を集めまくったサイトなんだけど
知らない話がたくさん載っていて、興味深く読んだ。
個人的に、韓国が何故、反日かという点については
わりとどうでもいい位にしか思っていないのだけれど
最近、ネットの一部で吹き荒れる「嫌韓、嫌中」の言論が
何故、この時期に盛り上がりを見せているかについては
興味が結構ある。
この手の国民感情の盛り上がりを考える場合、
僕としては、経済的な要素を真っ先に勘ぐる性質だ。
要するに、金の問題が両国の間に横たわっていない限りは
これほど、激しいバッシングが起こるとは考えられない
思考回路なんである。
韓国人が日本を嫌うことで儲ける奴は誰なのかとか
日本人が韓国を嫌うことで儲ける奴は誰なのかとかが
はっきりしないと、どうも、背景がわからなくて
すっきりしない。
韓国人と日本人という区別自体は、ここ100年ほどの間に
作られたもので、その前の時代には韓国人という概念や
日本人という概念自体が希薄だった時代なわけだから
そういう事から最初に考え始めると、どうも納得がいなくなる。
だから、人類が生まれて以来、延々と繰り返されてきた
資源の奪い合いの問題に還元して考えてしまう。
そのほうが分りやすいから。
20年くらい前のジャパンバッシングは
日本製品が欧米などでシェアを握り始めた時期
と一致するので、そういったのが火種となったと
思っているので
最近の韓国たたきの背景には、現代自動車や
サムスンみたいな韓国のトップ企業が
日本企業のシェアを脅かし始めた時期と合致している
部分があるので、多分、そっちが火種なんだろうくらいに
思っている。
あとは、重箱の隅を穿り返して
相手の欠点見つけては、そこを徹底的に叩くっと。
金儲けの問題なのに、他の分野まで波及するのが
グローバル経済における面白いというか新たな展開なのかもしれない。
まぁ、実際に誰かが研究してくれないと詳しくは
わからない。
そういや、イギリスやアメリカで吹き荒れた
ジャパンバッシングなんだが、そこで使われた単語である
「ウサギ小屋に住む日本人」なんて言葉は、
イギリス史を調べていくと、ジャパンバッシングが
発祥でなく、最初は、労働者階級あたりを
叩くために生まれた言葉のようで、ジャパンバッシング以前から
見られる言い回しでもある。
まぁ、かつては同朋同士の競争において、
気に入らない連中を馬鹿にするために生まれた言葉なんだが
それを日本人に当てはめて叩くという、なんか
歴史の皮肉というか、傍でみていると馬鹿馬鹿しくて
苦笑してしまう展開だった。
歴史を学ぶと、こういう事がたくさんあって
我々の営みは歴史という辞書に記憶され、
やがては、遥かな未来、子孫達の失笑を買うものだろう。
今の日本の嫌韓や、韓国の反日も、やがては、時が経ち、
それが歴史の中の出来事でしかなくなり、文字に記された
情報からしか、当時をしれない時代に至ると、
そこに記された出来事をみて、日本人の子孫や韓国人の子孫が
お互いに、自分の先祖のやってきた間違いや勘違いを
失笑するんだろうと思う。
これは、延々と人類が繰り返してきたことだから。