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2005年09月20日

変化しつづける世界で生きていくということ

今、なんとなく、ガラにもなくセンチな気分に浸っております。

中内さん逝く

大西さんのブログだけでなく、ほかの多くのブログでも扱われていますが
ダイエーの創業者、中内さんがお亡くなりになりました。

「良い品を安く」売りまくった男として有名で
戦後の立志伝中の人物でした。

商品街と価格競争を繰り広げ、メーカーからは価格決定権を
巡る争いを絶え間なく続けました。

昭和40年末あたりまでは、中内さんは、
まさに常勝の将軍でした。

そんな人の意見は誰もが正しいと思います。
誰もが、そういうものでしょう。
成功をバックボーンに背負った人の意見は
例え、明白な間違いであろうとも正しく聞こえるものです。

僕は、中内さんが独裁者となっていった過程については、
よく調べていないので、こんな事を書くのはなんですが、
こういった、周りの人達の姿勢にも問題があったのではないかと
思います。

中内さんは、あまりに勝ちすぎました。

勝ちすぎ、そして、流通業界の常勝の将軍としての称号が
周りの人間の目をくらませたのではないか、そんな気もします。

そして、やがては、暴走し、会社は、自力では
止まれない火の車へとなっていきます。

世界は、変化しつづけています。
そんな世界で生きる限り、ある時までは
正しかったやり方が、ある時点で、全くの間違いに
変わることがあります。

「ウェブ社会『大変化』への正しい対応・間違った対応」梅田望夫さん講演ログ


上記のリンクは梅田さんの公演の記事ですが、
その中で梅田さんが、

5.新しい現象に対し、「古い感覚を総動員した理論武装」で戦うな
フォーサイト読者に言いたい

読者は一つ前の世代で最も優れた人が多い

一つ前というと失礼だな。今の世界でもっとも優れた仕事をされている方々



一つ前の世代で最も優れた人が、新しい世代でもっともやっかいな人になる



これがもう大変な問題

自信があるから何でもわかるとおもっているんだけど、

一つ前の考え方で理論武装して戦ってくる

これがえらいことだ。



これが大変なパラドックスになっていて、ここをどうにかしないと

時間の優先順位を変えて、一番大切なものを捨てなくちゃいけない



って言っておられるんですが、
まぁ、最近、この事を痛感します。

僕は、まだ若輩ものに過ぎないんですが、
僕より若い人が、まるで違った方法で漫画にアプローチ
し始めている。


まだ萌芽の段階だけれど、これは、やがて大きなムーブメントに
なる気がする。

そもそも、漫画なんてのは、今、出版社に
認めてもらわなくても、ウェブに載せれば
全世界の人に読んでもらえる。

わざわざ、出版社と契約する必要なんてない。
自分を表現したいだけなら、ウェブで流すだけでいい。
そういう時代に入っている。
そして、そういう時代になって、それに気付いた人たちから
そういう方向で勝負を始めている。

同人市場、同人ゲーム市場では、億単位で稼ぐプレーヤーが
いる。週間誌で連載するよりもずっと稼いでいる人達が
たくさん生まれている。

こんな状況で、何でわざわざ、出版社やゲーム会社に
所属して漫画書いたり、ゲームを創ったりする必要があるのか。
自分達で好きにやれる時代なのに。


世界は、今、急激に変わっていっている。
自分の分野でも、他の分野でも。

政治でも経済でも
小泉首相や、ホリエモンみたいな異常に目立つ指導者が
現れた。

今までなら、彼らは、叩かれるはずだった。
日本では出る杭はたたかれるのが常だったからだ。

世界が見た自民圧勝

上記のブログの表現を借りるなら、小泉首相もホリエモンも
とんでもなく飛び出た杭だ。

だが、今回の選挙で、叩かれたのは、旧勢力だった。

ホリエモンは、かつては、同業者からいずれ潰されると
いわれていた。

だが、あれだけ極めつけの旧勢力、読売、CX、亀井さんと
戦ったにも関わらず、彼は、まだ潰されていない。

出る杭を叩きにくい時代になっている。

時代は、変化している。
そう感じる。

ただ、そういう変化の中で、変化できず、取り残される人達がいる。

かつては、勝者だった人達。

ナベツネさん、日枝さん、亀井さん。
そして、中曽根さんも。

彼らは、間違いなく、偉大な人だった。かつては。
だけど、今、時代の流れに抗おうと必死で、
起きている事に対応できてない。変化できていない。

取り残されている。

自民党のある代議士がいった言葉。

「今まであったものがガラガラと音をたてて
壊れていくのを見るのは辛かった」

こんな言葉を、そこかしこで聞くようになった。

なんで、今日はちょっとセンチなんである。

かつての勝者達が時代に取り残され、
昔日の栄光が色あせていく姿には涙を誘うものがある。

なんで、彼らは、こうなってしまったのだろう。
彼らにも変われるチャンスはあったのに。




posted by pal at 18:35 | Comment(0) | TrackBack(1) | メディア このエントリーを含むはてなブックマーク | 編集
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