Life is beautifulさんのこの記事を読んで思い出した事。
フローレンツ・ジーグフェルド・ジュニア
1896年から1931年にかけて52本の
ブロードウェイ・レビューやミュージカルを製作した
アメリカの伝説の興行師。
そんな彼にまつわる逸話は多いが、
僕が最も好きなのはこんな話。
ピッツバーグでの興行の折、
ジーグフェルド一座の人気者エディ・キャンターの声が
かすれ始めた。
このままでは、興行が失敗してしまう。
ジーグフェルトは、すぐさま最高の医者を手配するが
ピッツバーグの咽喉医の権威は事故で入院中だった。
彼は、それを知るや否や、病院に駆け込んで
1000ドルの小切手を咽喉医に手渡し、
救急車をハイジャックして
キャンタ−の待つホテルの一室まで
咽喉医を引っ張ってきたという。
その結果、キャンターは声を取り戻し、無事に興行の幕は
上がったそうな。
この仕事に対するプロフェッショナルぶりは
ビル・ゲイツの逸話と似たものを感じる。
アメリカ人のリーダーシップというのが垣間見えて面白い。
すいません。
日本では、こういうリーダーシップとかプロフェッショナルという
ものは縁遠いものだと感じています。
なぜ、そうなのか考えてみたのですが、、、
リーダーシップを発揮するには、
当人が仕事に誇りとやりがいを持っている。
当人が、能力と自信を持っている。
責任が明確になっている。
職務の遂行に必要な権限が委譲されている。
こなした仕事に見合うだけの給与を貰っている。
なんて条件が必要かなと思っています。
日本の場合、責任は負わされるけど、権限と給与が見合わないことが
多いと思います。
だから、誰もリーダーになりたがらないのだと思います。
ところで、1000ドルはジーグフェルトのポケットマネーだったのでしょうか。
それとも、経費で落としたのでしょうか。
あと、救急車をハイジャックしたことは、罪に問われなかったのでしょうか。
ポケットマネーだったかは
わかりません。救急車ハイジャックは
病院に無理やり認めさせて連れ出したせいっす。
>>おぞんさん
まぁ、それでもなんとかこうして
世界第二位の経済大国になったわけです
から、結構上手くいっていると思いますよ。
日本型経営ってのも。