郵政事業はこれまで、郵便、貯金、簡易保険のいずれも人件費を含むすべての経費を自前の収入でまかなう自立採算を達成しており、税金は1円も投入されていない。したがって、郵政事業を民営化したからといって、国の財政支出も財政赤字も1円たりとも減るわけではない。
小さな政府論検証シリーズ(1)「小さな公務員」論の大きな誤り 醍醐聡・東大教授
これ、本当にどうなんだろう?
東大教授、しかも会計学の方がおっしゃっているのだが。
ぐっちーさんや馬車馬さん、その他沢山の方の
ブログを読んだり、郵政公社の財務諸表読んだりしてみたが
郵政公社は、税金を全く払っていないって事を知った。
固定資産税、法人税、社員の福利厚生、年金その他の保険料、
更には一般の銀行が払っている預金保険料を
一切払っていないという。
さらに、高速道路を通っても、郵政公社は金を払わないでいい。
はがき関連を独占しているので、年間1500億円の独占収入まで
得ていると言われる。
こういった手厚い保護の下だから
自立採算できているのであって、税金が一銭たりとも
使われていないというのは、おおいに疑問だ。
何故って、彼らは、そもそも税金を払っていないのだ。
その上、はがきを独占し、高速料金も免除。
傍目には、泥棒か、こいつらはとさえ思えてくる。
見えない国民負担そのものじゃねーか。
これらの税金やらハガキの独占やら高速道路の免除分を含めれば
郵政公社が国に払わない税金その他は、年数千億円に上るはずだ。
それから、馬車馬さんの所の記事。
郵貯:改革の理由(2) 民営化について言える事
この記事を読んで知ったけど、郵貯は、
預託金は実質政府保証つきで、しかも無意味に高金利と来ている。
なのだという。馬車馬さんのところからの引用だけど
こいつは、2008年で消える。
そして、これが消えると郵貯の収益のうち、2兆円がまるまる無くなる
計算だという。
郵貯の収益源の預託金が無くなって、
その上、今まで払わずに済んでいた
数千億円の税金その他が、郵政公社に降りかかり、
ハガキの独占も廃止、
高速道路も有料化されたら郵政公社は、
確実に赤字化すると思うのだけれど。
今まで、手厚い政府保証のおかげで
生き延びれていただけであって、
郵便事業も郵貯関連も、
効率がよかったわけでもサービスが良かった
わけでもない。
税金を払わない税金ドロボーかつ、高速道路タダ乗り、
はがきの独占利権、手厚い政府保証つき金融。
郵政公社には、よく言われる
見えない国民負担が多すぎるとおもんだけれど、
そのあたり、どうなんだろう。
そして、最悪なのは、預託金が、今、どうなっているか
わからないという点だ。いわゆる不良債権化しているものが
相当あるはずだ。こいつは、ぐっちーさんのいう通り、
ヂューデリジェンスできないので、現状全く分らない。
下手すると兆単位で不良債権化しているだろう。
なんというか、損失が巧妙に見えなくされているだけで、
内実は、恐ろしいことになっている気がする。