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2005年08月21日

グーグルとアマゾンの「商品」の違い

ロングテイルと有限性 our mortality

また、ひできさんの記事に触発された書いた記事です。
まず、上記の記事をお読みいただいてから
お読み頂けると助かります。

例示されているアマゾンとグーグルで言えば、力技ですべてを解こうとしているグーグルよりも、ひとつひとつの商品を大事に扱おうとしているアマゾンの方が商売としてはるかにまっとうであると私は信じる


引用から入りますが、
これですね。今回の記事で考えたいのは。

アマゾンが扱っているのが有限の商品数で、
グーグルは無限の商品数を対象としているということが
最大の違いであるという梅田さんのご意見とひできいさん
意見の相違なのですが、これも又、僕にはちょっと
ひっかかるところがありまして。

アマゾンは、商品を売っています。
創業者の夢は全ての商品を売ることだそうですが、
これは、あくまで、既存の形での商売をネット上に
持ち込んだモンで、既存の商売の延長、
つまり、ノードの取引なんだと思います。

一方で、グーグルは、何もうっていません。
じゃあ、何を売っているんだって話になるんですが
僕が思うに、グーグルやヤフー、そして日本のはてな。

これらの会社は、現状の資本とは、ちょっと違うんですよ。
売ってるのがノードじゃなくて、リンクなんです。

要するに、ですけど、リンクを売る商売をしている
んであって、これこそ、ネット時代のビジネスモデルだと
思うんです。

そして、そのリンクを売る技術こそが
「検索」システムなんですね。

つまり、リンク生成システム。

このあたりは、ネットの特性というか
貨幣と信頼性の問題にも似ているのですが、
最も多くのリンクをもつ媒体こそが貨幣になるならば
ネットで最も多くのリンクをもつ存在とは
それは、検索システムでしょう。

これねー、こういうことを考えると
検索システムってのは、ネット上の貨幣とも
言い換えれると思うんですよ。

商品というノードを売るのでなく、リンク、つまり
貨幣を扱う、ネット上の金融機関みたいなモンなんです、
グーグル、ヤフー、はてなって。

んだから、根本的に違う商売なんです。
銀行が、貨幣を預かって、それを貸し出し、又
預かり、そして貸し出しって過程を繰り返して
扱う市場に流れる貨幣量を0〜10倍程度に増やすように
検索システムもまた、リンクを探し出し、それを表示し、
そして、また表示回数や、ブックマーク、リンク数から
また新たなリンクを作って・・・・って形で
情報流通を何倍にも膨れ上がらせているんですね。


簡単にまとめちゃうと、アマゾンは、ネットの百貨店であり
グーグルはネットの銀行なんです。

ネットの情報が爆発したのは検索システムによル所が
大きいですが、これは、貨幣経済が金融があって
初めて、爆発的な貨幣流通を起こすのと同じだと思います。

ここで、やっぱ、ひできさんと同じ問題意識に
いきついて、もし、グーグルがもし、ネット上の情報金融機関だと
するなら、ネット上の情報価値は変動し、
やがて、そのシステム上にインフレなり
デフレなり、スタフレなりといった、情報の価値変動を
起こすのかという点なんですけどね。

この点については、もっとよく考えてみないと
わからないのですが、
国債といった形で貨幣価値を国家が保証するように
情報の価値を保証する何かとそれを保証する権威が
ネット上に次に出現する何かなのかもしれません。

商品、貨幣、そして、国家。
これにそれぞれ相当するものが、ネット上でも
現れた時、初めて、ネットに秩序が生まれ、
経済として機能するのかもしれません。




posted by pal at 07:15 | TrackBack(2) | コラム このエントリーを含むはてなブックマーク | 編集

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ロングテイルと有限性 our mortality
Excerpt: 梅田さんが、アマゾンの売上ランク10万位以下の商品の売上が、総売上の57%を占め
Weblog: HPO:個人的な意見 ココログ版
Tracked: 2005-08-21 09:01

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Tracked: 2005-12-21 22:42
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