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2005年08月06日

好まれるキャラの条件考

週間少年BLOGで面白い話をしていたので便乗っと。


キャラがたってるキャラ、たってないキャラの違い


以前、自分でまとめた資料などから。
異性から好かれる性格別分け(心理学など)
結局、普遍的に好まれる性格とか、
キャラ立ての手法とかは存在しているという
前提で書きます。

男性像

1 クールで知的で自制心の強い男
2、清潔で洗練されたスマートな男
3、情熱的でたくましい、積極的な男
4、明るく、健康で素直な男
5、真面目で寛大で誠実な男

女性像

1、神秘的で静かで知的な女性
2、セクシーで積極的で社交的な女性
3、初々しく清潔で優しい女性
4、生き生きとした、健康で明るい女性
5 誠実で真面目で自制心の強い女性
6、あっさりした、聞き上手で、おおらかな女性

パターン分けするとこんなもんすね。

基本的に、こういうタイプが異性に人気のあるタイプです。

物語にでてくる男女は、大体、この種類で大別できちゃうと
思います。無論、多少の違いはあるわけですが。



このあたり抑えるだけでも
結構読者に人気はでるんじゃないかな。
叩かれている黒猫にしたって、結局
それなりに売れているわけだし、ジャンプで
打ち切りになってないし。

絵が上手くて、男女に受ける性格をもった
キャラを描ければ、それなりに成功できちゃうのかもしれない。

んでもって、特にキャラが立っている漫画とかを
みていくと、上に書いたような性格に
もう少しスパイスいれていると感じる。



次にキャラがたっていると思われる漫画などから
自分なりに、その立て方をまとめた属性別的分類。


属性別キャラ分け

「二面性キャラ」

相反する二つの側面をもつキャラクター、
二つの相反する側面を
もツために、そこにギャップが生まれる。

キャラを立たせるために良く使われる手法。




「完全一面性主人公」

一つの側面を徹底的に追求しまくったタイプ

現実ではありえないほどに
一つの人間の性格的側面がカリカチュア化されたキャラクター
純粋な悪であったり、善であったりする。

大抵、内部の冷静さや知恵、勇気、力、
愚かさ、残酷さといったある側面が
異様に強調されて演出される。

人物のカリカチュア化だと
文学の分野ではディッケンズが有名だったなー。
ファンタジーとかだと、異種族という形で
人間のカリカチュア化が行われるから
ファンタジーってのは人間の個性が出しにくいのかな。
このあたりはもう少し考察がいるかもしれない。


「ミステリアス型キャラ」

謎の多いキャラクター。

存在自体が伏線で読者の好奇心や
「知りたい」という気持ちを刺激する。





思いつく限りでは、この辺かな。

例出すと色々あるけれど
キャラが立っているってよく意見がでてた
ハンターハンターでいうなら
クラピカは基本的に1。
けど、二面性キャラなんで、切れると
クールでも何でもなくなる。ここにギャップが生まれるわけだ。


レオリオはやや3より。
ただ、こいつも二面性をもっていて
チンピラみたいだけど実は優しくて誠実な面も
ある。ギャップがあるわけ。

キルアも二面性があるよね。
表面的には、上の分類からすると
1より、つまりクールで自制心の強い男子に
一見すると分類されると思うんだけど
内部は、動揺しやすく、弱気な部分があって
そこを富樫センセが上手く描いている。


好まれる性格別のキャラどおりにキャラを
仕立てた上でそれと相反する側面を内部に持たせて
キャラにギャップを与えている。

幽白のとぐろ弟とかもそうだったな。
富樫センセは、この手法が実に上手い。
旅団とかもそうだったしね。
冷酷にみえて実は、スンゴイ仲間想いのトコとかを
上手く描く。

ヒソカは、ミステリアスな部分が多い。
いつも何かを隠していて、企んでいる。
こういう部分があるキャラって、やっぱり
面白いですからね。

これは、いわゆるミステリーの手法なんでしょう。
謎をつくって、それでひっぱるっていう。

推理小説とかは、謎を作って、それを主人公が
解き明かすって形で完全に定式化されているわけですが
(コロンボと古畑という例外はありますが)
それのキャラ版って感じですかね。

ゴンは4の男子タイプに
徹底底した純粋さを追及していているから
4+「完全一面性」主人公。



富樫センセにしては珍しいタイプかな。
このタイプに関しては、富樫センセはあんまり
上手くないと思っている。

上手いのは、やっぱ荒木センセだと思う。

ディオとか、シュトロハイムとかさ。
物凄くカリカチュア化された人物ってのを上手く描く。

純粋すぎで凄いって思わせてくれるキャラ

つまり、現実世界では絶対にありえないほどの
何らかの形での純粋というキャラと
普通の人間のギャップがキャラを立たせる。

このあたりが荒木センセの真骨頂だと感じる。


あと、ヤムチャのキャラについての事について触れている人が
いるけど、あれは、クリリンと同じで、キャラの再生産というか、
再利用だと思っている。

DBは、物語が進むにつれて、孫悟空が強くなりすぎる。
あんまりに強くなりすぎるので物語が盛り上げにくくなる。

このあたりの事については、
こちらのエントリで書いたんでそちらを読んでみてくださいな。

んだから、物語を盛り上げるためと、又、孫悟空による
暴力の正当化するための動機づけのために
「殺され役」が必要なんでしょう。

ある程度、物語に登場していている
悟空の友達とかを殺す悪役がいると
物語が俄然盛り上がるし、「友人、恋人、家族、子供の死」以上に
読者の感情を揺り動かし、怒り、悲しみをかきたて
主人公の暴力を正当化するものはありませんからな。

クリリンとかヤムチャ、チャオズなんて、
もういかに殺すかって感じですよ、DBの盛り上げ方だと。

この血はハンターハンターにも受け継がれてますな。
まぁ、よく好感度の高いキャラを殺して盛り上げます。


あと、キャラを最も光らせるのは、
追い詰めている時と追い詰められた時です。
窮地と好機にこそ、キャラの個性を発揮させる場所だと思っています。

こういう時に何らかの形で
読者の感情を動かすズレ(ギャップ)を生み出せる
キャラが、たっているキャラなんだと思ってます。

そのギャップが、普段見せない一面であったり
普通の人間では決して真似できない純粋さだったり
するんでしょう。



んでもって、二項対立も忘れちゃいけません。

「善は悪の唯一の存在理由である」

っていうように、
一つの価値観というのは、必ず、それに相反する価値観が
ないと存在しえません。

だから、キャラクターの善という属性を強調したいなら
必ず、それに相反する属性をもつキャラを出すことが
大事だと思います。

清純派のヒロインを出すなら、淫乱女を出して対比を
作らないと、光りません。

この二つは対比させて、初めて、清純さが際立つんですからね。

登場させるキャラの属性をよく理解して、
それに相反するキャラと対峙させるというのも
キャラを光らせるのに必要な条件の一つじゃないかと思っております。



それから、キャラにおいて、光らせたいキャラがいたら
必ず、そのキャラを、数多くのキャラとどこかで
接点があるようにすること。

ここも大事。

知合いの数が大事ってのは、最近気付いたんですが。

なんでかっていうとネットワーク的に、
多くの物語で、光っているキャラが
沢山の人物とつながりがあるから。

ハブなんですよ、要するに。
今まで、何度か書きましたけど。

多くの人間とつながりがある人物ってのは
それだけで、人間の興味を惹くものなんだと思います。
うんうん。

詳しくはこちら

ナウシカをネットワーク分析する

僕の思いつく限りではこんなモンすかねー。

結局、こういった基礎の上にたって、それを
上手くその時代、時代に合わせて
応用できる作家が
たっているキャラを生み出せるんじゃないでしょーか。




なんか、まとまってないのでもう少し考えてみないと
いけませんけど。

もっと単純化できるのかもしんないし。
思いつくまま、あと、週間少年BLOGとかに書いてある
意見とかからもエッセンスを抽出して書いてみやした、と。

いじょ。
色々と意見が聞けたら嬉しいなっと。
こういう話、需要があるならもっとするんですが、
ここのブログって、最初ジャーナリズム関連コミュニティから
入ったから、興味のある人少なそう。




posted by pal at 12:55 | Comment(0) | TrackBack(1) | コラム このエントリーを含むはてなブックマーク | 編集
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