Microsoft Xbox 360 Sales Plunge 60% As Problems Mount
こちらの記事によると、過去三ヶ月間に出荷されたXbox360の台数が前年同期の180万台に比べ、60%落ちて70万台に急落したそうです。先日、発表されましたが、
マイクロソフトのピーター・ムーア氏が退任
2003年からマイクロソフトのゲーム部門を率いてきたピーター・ムーアが、辞任しました。マイクロソフトが、Xbox360の無料保証期間を3年間に延長したのは記憶に新しいわけですが、そのために10億ドルの損失を計上しており、
ピーター・ムーア氏に聞く「Xbox 360の不具合と保証期間延長」
こちらの記事でも、その件については、ピーター・ムーア氏が触れていました。
で、なんですが、ちょいと自分でも調べてみましたが、確かにXbox360の売上は、ここ数週間落ちています。
American Chart for Week Ending 30th June 2007
American Chart for Week Ending 07th July 2007
American Chart for Week Ending 14th July 2007
ちなみに、最新の各ハードの売上のグラフはこちら。
Hardware Comparison Charts
それぞれ、VG CHARTZからキャプったやつですが、ここ二週間ほど、Xbox360の売上台数が-10%、-17%と下落傾向を示しているのがわかると思います。今週に関しては、PS3に初の逆転まで許してしまっているんですね。PS3は、こないだ、60G版をアメリカで100ドル値下げしているので、そのおかげで、数字が伸びた、と思われます。
もっとも、ハードの売上台数で10%ほどの上下は普通にあるので、これだけで判断することはできません。しかし、VG CHARTZで比較すると前年同期に比べ、大体1万台近く、売上台数が減っているので、売上台数の週平均が落ちてきている、というのはあると思われます。
もっとも、Xbox360に関しては、ソフトはよく売れているのも確かですし、上位にXbox360のソフトが顔を出しているのでは、それはすぐにわかると思います。
今のところ、これが、年末に出るとも予測されている新型Xbox360待ちのための買い控えのせいなのか、それとも競争が激化したせいなのか、それとも、保証プログラムのおかげで、以前から言われていたXbox360の故障の異常な高さ(推計にようると30%とも)のための買い替え需要がなくなったからなのかはわからないのですが・・・・
以前にも述べましたが、アメリカでは、暫定でXbox360が首位ハードです。ですが、ここまで売上台数が落ちてきてしまうと、爆売れしているWiiに年内でアメリカでも追いつかれる・・・・といった可能性が見えてきたと思います。もっとも、任天堂のハードの供給能力と年末商戦次第なのですが。
現在、Wiiが、アメリカでは週10万台、Xbox360が5万台程度ですので、このペースだと一週間ごとに5万台ずつ差が縮まるわけです。(Xbox360がこのまま低迷すれば、週3万5000台程度で推移することになるので、これはさらに広がるかもしれません)
アメリカでは、Wiiは、現在トータルで370万台、Xbox360が、トータルで650万台ですので、差は290万台です。
このペースでいけば、WiiがXbox360に追いつくのに要する時間は、58週。ただし、年末商戦次第では、これはさらに縮まると思われます。年末商戦では、ハードは本当によく売れるんです。
これだけ週平均の売上台数の差が開いてくると、Wiiに追いつき、追い越されるのは時間の問題になった・・・という感じです。年末に発売されると思われるHalo3と、新型Xbox360次第で、戦況は変わるとは思いますが、Xbox360の北米暫定首位の防衛は難しくなってきたかも・・・という感じです。
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Xbox360の故障問題
タグ:game
同時に箱○Halo3エディションが出るから、それを待ち始めてるユーザがいるんじゃない?
特に北米ならなおさらな気がする。
Halo3北米だけで400万は固いらしいしね・・・・・・
でしょうね。抜かれた後も差は広がる一方でしょう。
流石にPS3がXboxを追い抜くのは来年か再来年に
なるでしょうけど。