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2005年06月10日

ハブワード

最近、猫手企画さんやガ島さん、あざらしサラダさんが
検索ワードを発表してくれた。


♪5月の検索キーワード発表恒例の5月の検索Word
5月の検索語句(参考値)

ひできさんが

ロングテイルの指数 long tail and power low

で扱っておられるが、検索ワードという奴は
どうも「ハブワード」と呼ばれる小数のキーワードがあるようだ。
各ブログを見ていると検索ワードの数値が
「べき法則」に近い値を示しているものが多い。
ベキ法則そのもののブログもある。

つまり、インターネットでは
少数の大量に検索される言葉が存在している。
これを「ハブワード」と呼ぶ事にしたわけだが。

我々は検索する際に、個々人が自由意志に基づいて
行っていると思っているが、ここには最初の思い違いがあり
「決してランダムに検索を行っている」わけではなく、
社会的に影響を受けた上で行っている為に
それぞれの時期的に何らかの形で「沢山検索される言葉」という
奴が出現する。

これはTBに関してもいえて、
我々はTBを送る際に
「ランダムにTBを送る」という事はせずに
「面白い記事を書くブログや認知度の高いブログ、
中のいい人のブログ」に
優先的にTBを送っている。

そのため、コミュニティ規模では
TB先の重複がおこり、ハブと呼ばれる
沢山のTBを集めるブログが誕生することになる。
これが、アルファブロガーと呼ばれるブログに往々にして
成長する。

その為、検索ワードや、ブログのTB数などは、極めて
「べき法則」に近い値が生まれる事が確認される。
検索ワードやブログのTB数などをみていると
ハブワードであったり、ハブとしてのブログが
明らかに存在している。

特に最近、思っているのはこういった「ハブワード」を大量に
集め、データとして解析しているアマゾンなどは
これをどうビジネスなどに
生かしてくるのか、という点だ。

ハブワードというのは沢山の人が
検索する。であるから、ハブワードごとの
検索者の嗜好を分析し、それにあったネット広告をうつことで
一般広告よりも高い効果を望めるはずなのだが。

以前、どこかの記事で、これらの検索ワードを
最も大量に所持していると思われるアマゾンの経営陣が
これをどう生かすかについて話している記事があったが
gooの検索連動型広告のように、これからの
ネット広告に関しては「ハブワード」を的確に抑えた上で
検索を介して、その検索者の嗜好を分析し
それをターゲットにして広告をうつ手法が一般化するのかもしれない。


posted by pal at 07:30 | Comment(0) | TrackBack(2) | コラム このエントリーを含むはてなブックマーク | 編集
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