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2005年06月08日

負け犬に生贄の羊を捧げる情報の司祭

記事タイトルは、僕達のことです。
要するにエンターテイメントに関わる人間の事。

以前の記事「言うべきか言わざるべきか」で
書いた事ですが、我々の仕事は

「他人の弱点、
あるいは以前の自分と比較することによって
自己のうちの何らかの卓越性を
何らかの形で認識することから生じる突然の大得意」

という優越の心理を食い物にしています。


漫画だったりドラマだったりアニメだったり小説だったりは
こういった自分の事を「負け犬」だと思っている人に

「下には下がいる。」

と思って頂いて、大得意になってもらうのが
よく使われる手法だったりします。

特に、アイロニー形式の物語なんかだと
これが顕著でして
主人公や登場人物というのは欠点だらけで
その愚かな行動や、欠点だらけの性質、大失敗を
みて、皆さん、喜ばれるわけです。

アリー・マイ・ラブだったり
ブリジット・ジョーンズの日記なんて
これの典型でして、欠点だらけのヒロインが
毎回のように大失敗し、恥をかかされて
酷い目に遭い続けますが、それは
上記のような人間心理を利用しているからでして。

要するに、彼女達のようなヒロインは、自分の事を
「負け犬」だと思っている女性に
エンターテイナーから捧げられたスケープゴートなんですわ。

「クレヨンしんちゃん」なんては、登場人物間の
侮辱的やりとりがほとんどなのは、読めば誰でも
わかりますが、それでもみんな買うのは
なんだかんだで、
それを楽しむ上記のような人間心理があるからです。

今も昔も、これだけは変わらないので
エンターテイナーが必要とされるわけでして、

だから、大衆の中にどういう人たちがいて、
どういう相手を妬み、どういう相手を憎むのか、
というのを日々、研究していたりします。

最近、思うのは、変化が起こっているって事です。

家族形態の変化や、女性社会進出と共に
「見下したい」相手が変容してきているって事です。

女性ってのは、エンタメとしては、非常に良いお客様であるので
今の20代、30代の女性が、どういう相手を見下したいのか、
とかを知りたくて、最近、色々と調べているうちに
団藤さんの離婚率のお話とかに興味をもって
色々と調べ始めたんですが、
結婚に対して、女性が肯定的でなくなったというか
「今はまだしたくない」という女性が増えているのには
驚いています。

この辺りを上手く利用することができるかどうかが
今後のドラマなり、漫画なり、小説なりの
ストーリーを作る上で重要そうです。

ブリジットやアリーは、そのあたりの女性心理の
移り変わりを上手く捉えているな、と思いました。

古い手法じゃ通用しなくなったのも当然かなっと。
若い女性の間で、価値観自体が随分と変わっちゃンですな。

覚えておかないと。





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