この団藤さんのエントリを読んでから、まとめてた事で結論じみたものが
でたので、UP。
年齢別の離婚観 を見る限り、
男女共に10代は離婚への抵抗が高い。
30歳を境に男女共に離婚への抵抗が強まる。
20〜30台あたりは、離婚への抵抗が少ない。
要するに、20〜30台は離婚しやすいって事ね。
参考データ
結婚相手に満足できない場合の離婚是非、年齢別の離婚観
日本の人口分布を見る限り、昭和22〜24年までの
第一次ベビーブーム世代と
昭和48〜49年の第二次ベビーブームに頂点がある。
あと、昭和41年のひのえうまに谷がある。
参考データ
−報道資料− 平 成 16 年 の 人 口 動 向
昭和40年に始まる離婚率の上昇は、
団塊の世代が離婚しやすい20〜30台前半であった
昭和50〜60年あたりで伸びをみせている。
ここは、単純に団塊の世代が丁度、
離婚しやすい時期(20〜30代)にあったから
と理解するのが適当だと思う。
参考データ
離婚件数及び離婚率の年次推移
それと年齢別離婚観をみると30台を過ぎると
急激に離婚への抵抗が増えるから
60年を境に離婚が減ったのは納得がいく。
団塊の世代が30台を過ぎたからだろう。
その後、平成二年を境に離婚率が急上昇し始めるけど、
これは、結婚相手に満足できない場合の離婚是非が
1979年には「賛成、どちらかといえば賛成」が22.8%
だったのに対して、97年には54.2%と二倍以上になった事が一つ。
つまり、離婚への拒否感がこの時期に飛躍的に薄れたと言える。
熟年離婚の増加も、離婚への拒否感の低下からくるものじゃないかな。
もう一つは、第二次ベビーブーム世代(昭和48〜49年)が
丁度、離婚への抵抗がすくない20〜30台前半に
あたっていたから。
で、ここ数年の離婚率の減少は、
第二次ベビーブーム世代が、離婚への抵抗が
高くなる30台に入ったからだろう。
30台を境に離婚への抵抗が男女ともに急激に高まるから
彼らは、もう20台ほどは離婚をしなくなるはずだし。
実際、彼らが30台を過ぎたあたりから離婚率は停滞、減少をみせている。
過去50年間の人口分布と離婚観、離婚数を照らし合わせると
こんなトコです。
人口分布には、もう山はないから、
離婚への拒否感が、爆発的に低下しない限りは
この先、離婚率が伸びることはないと思う。