の補足。
勉強を続けるうちに、
現状、起こっている情報の秩序破壊に関して
適当な冠をつけるとしたら、
「情報ネットワークにおける、媒介性に基づく中心性の破壊」
ってのがいい気がしてきた。
ネットの出現によって、情報ネットワークに恐ろしい数の
構成員(N)の増加が起こり、(構成員とは情報発信者)
それが集団内にサブグループと新たな膨大なリンクを生み出しつづけている。
サブグループの増加は、新たなハブ(巨大なリンク集合体)の
必要性を大量に生み出し、
リンクの増加は、既存ネットワークにおいて中心的な役割を担ってきた
構成員(マスメディア)の情報統制力と関係の切断性を
低下させる要因となっている。
もともと、サブグループが大量に発生し、人が集まっているので
新たなリンクも増加しやすい大都市では、情報の媒介性に基づく中心性が
極めて薄まるのでメディア市場(情報市場)においても、
分散化が起こりやすいのだろうか。
企業によるハブ(メディア)支配とメディアによる情報支配が
今までの市場におけるルールの前提だったが
(メディアを広告料で縛って、企業イメージを創り上げるといったような)
そのルール自体の力が、ネットという情報発信、リンク創出媒体によって
落ちてしまい、一極支配が難しくなってしまった。
要するに、一つの情報発信媒体のせいで、市場のルール、ネットワーク自体が
変化してしまったんだろうか。
ルールはネットワークに依存するとすると、この仮定にも
ある程度の正当性を付加できるんだが。
まだ、数字の理解が甘いので、もうちょい勉強します。
自分向けメモ。