ネット時代の「マネ下デンキ」戦略の成否
この話、すっごい面白かった。
で、ちょっと、下記の3ページを見てみてください。
全国新聞シェア一覧
国勢調査 日本統計地図 都道府県・市区町村別人口密度(1km2当たり人口
ブログ調査結果 「Yahoo!ブログ」ユーザーが増加傾向に
本題に入りますが、最近、ネットワーク分析にハマっておりまして、
それで、この三つのページをみて、ある事に気付いたんですね。
ネットワーク分析では、特にしばしば使われるのが
「べき法則」です。つまり、一つのネットワークにおいては
20%前後の少数の勝ち組みと80%の負け組みの
二極分化が起こるって法則です。よく8;2の法則、なんて言われますね。
この法則は、様々な場所で成り立つんですわ。
で、ですね、まず、上の全国新聞シェア一覧を見てください。
面白い事に
ベキ法則が強く働いている県とそうでない県が
別れています。
東京での新聞シェア率は極めて、分散しています。
一方で、石川県の新聞シェア率は、「ベキ法則」
に極めて近い値がでている。
で、ですね、
この都道府県別のシェア率と都道府県別の人口密度を見比べていくと
面白い事が浮かび上がるわけです。
つまり、人口密度の高い都道府県ほど、シェアが分散する傾向があり、
逆に、人口密度の低い都道府県では、極めて「ベキ法則」が強く働く。
人口密度と、新聞のシェア率の分散は、何か関係ありそうです。
で、自分なりの仮説なんですけどね。
ネットワーク的にリンクが生まれやすい
(この場合は、人間と人間が新たに出会いやすい)
場所ほど「ベキ法則」が働きにくくなるんじゃねーかと。
で、ネットに戻るわけですが、ネット(ブログ)では
極限まで移動手段が簡素化されています。
1クリックで世界の裏側までいける世界です。
つまり、リンクが極めて生じやすい。
そうなると、ベキ法則が働きにくくなり、
結果として、利用するブログサービスなどでは
ベキ法則が働きにくくなり、サービス上において、
8:2の黄金比が崩れてしまう。
現在のブログサービスにおいて、分散が起こっているのは
そのせいじゃねーかと。
そんな事を漠然と思ったわけですけどね。
ロングテイル理論じゃねーですけど、
何らかの形で、ベキ法則が崩れ始める時代なのかもしれません。
特にネットでは。
まぁ、パッとした思いつきなんで、検証しないといけませんわな。
今、丁度、ネットワーク解析勉強しているので、
そのうち、自分なりに検証するかもしれません。
気が向いたら読んでやってください。
いま、ごく簡単なシュミレーションを組んでいるのですが、ほんとうにびっくりするくらい条件の差がでます。
ありがとうございます。
[SYNC]、必ず読みますね。
まだまだ、数字の理解が甘いので、
理解しきれてない部分も多いのですが
必ず、理解してみせると意気込んでやってます。
読んでおられるかもしれませんが、まさにインターネットのネットワーク構造を書いた「新ネットワーク思考」(ISBN:4140807431)が参考になるかも・・・
新ネットワーク思考、読みましたよ〜。
とても面白い本ですよね!