HP0さん
のブログを読んで、あまりに面白かったので紹介されてた書籍、
「新ネットワーク思考」とか「実践ネットワーク分析」とかを
読んじゃったわけですよ。
面白かったー。
ちなみに、HP0さんのブログでの個人的お勧めは
ロングテイルの指数 long tail and power low
ナウシカをネットワーク分析する social network analysis
ですな。
いやー、自分のフィールドとは違う分野から
自分の分野への切込ってのは、凄い新鮮でしたよ。
ナウシカのネットワーク分析なんて涙モンですよ。
で、ですね。
ネットワーク分析を読んだので、最近のブログ界隈の状況って
やばいんじゃないかと思ったわけですよ。
今のブログって、スケールフリーに近い状況なんですよね。
だから、アルファブロガーって人たちが
「ハブ」なんじゃないかと思ったわけですよ。
スケールフリーネットワークってのは、
自分なりに解釈できた所によると
ノード(ネットワークの構成単位)とノードを結ぶ
リンク(ノードとノードを結ぶ線)の数が
べき法則(80:20の法則)になるネットワーク
ってトコでしょーか。
80:20の法則は、金持ちの法則(世の中の20%の金持ちが
世界の富の殆どを所有する)とかで有名ですよね。
で、スケールフリーネットワークでは、
この20%の人達が、極めて重要で
残りの80%はいくらでも代替がきくけど、20%の
通称「ハブ」と呼ばれる人達に攻撃が加えられた場合、
物凄く簡単にネットワークが断絶されてしまうんです。
このハブってのは、リンク数が桁違いに多いノードの事でして
いわゆるアルファブロガーって人達ですな。
中でも切込隊長のハブっぷりは凄いですよ。
ブログを2〜3渡り歩けば、大抵、隊長のトコにリンクが張ってある。
最近ね、切込隊長のトコが炎上してたり、
R30さんトコとisologueさんが更新停滞気味だったり
湯川さんとことガ島さんトコがトーンダウンしているのを
見てるとね、ハブ的役割だったブログがこれだと、
ちょっときついなっと。
勿論、上記の方々は好きでそうなったわけでもないでしょうし
変な役割押し付けてもしょうがないわけですけど
スケールフリーネットワークでは、
「ハブ」だけは守らんといかんのですよ。
ハブを5%ないし10%取り除くだけで、
スケールフリーネットワークには、すごい衝撃になるんです。
心臓部といってもいい部分ですから。
もう少したてば、
違う形のネットワーク形態に移行するかもしれませんが
スケールフリーネットワーク的である限りは
ハブは守っていかないと。
僕なんかだと切込隊長とR30さんトコと
ガ島さんと湯川さんとこが閉鎖されたら、僕のなかでは
ブログの魅力がすっげー薄れます。
他の方はどうだか知りませんけど、やっぱりねぇ・・・
それと、ちょっと前、WIREDでも話題になったニュースで
ブロガーの燃え尽き症候群なんてのもありましてね、
はっきし申し上げて、アルファブロガークラスのブログって
ブログ自体が一人歩き初めて、個人で運営しきれるものじゃ
なくなっていく感じです。
コメントが100もつくブログなんて、1個人が
片手間で運営していくには、あまりに大変すぎると思います。
そういうわけで、燃え尽き症候群が、日本のブロガーの
有名どころにも蔓延してきたのかなー、とも
思うわけですが。
いやぁ、実にひさびさに楽しませていただきました。ブログやっててよかったなぁと実感してます。かなり流してしまいましたが、全記事を読ませていただきました。非常に共感しております。ぜひいっしょに今後とも勉強させてください。
あの、またそのうち勉強会しませすので、ぜひそのときは漫画つきでプレゼンしてやってくださいね。