ポータルっぽいのを作っておきます。
すちゃらかな日常
元記者で、現在フリージャーナリストの松岡さんのブログ。
マスメディアが抱える隠避体質や匿名記事についての
構造などを鋭い視点で切っておられます。
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上昇気流名古屋
毎日新聞社の現役記者、磯野彰彦さんによるブログ。
署名記事の日本における動向や、磯野さんの考える署名記事に
ついての考察は秀逸です。
関連記事 実名、匿名
週間!木村剛
パワーブロガーにして日本振興銀行代表執行役社長の木村剛さんの
ブログ。マスコミの構造体質について、しばしば、自分の体験などを
紹介しながら疑問を投げかけておられます。
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[ゴーログ]新聞記者に憧れています
札幌から
匿名記事関連というわけでは必ずしもありませんが、
ニュースの現場で働く方が、そこにある苦悩を
紹介なさっています。大声を浴びせる側になった時の
立場、浴びる側になった時の立場を紹介なさっており、
匿名と実名の二つのあり方について考えさせられます。
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大声や怒声。人はそれに弱い
大体、この辺りのブログと、そこに付随するTBを一通り読めば、
大体の議論の道筋とか背景とかはわかるかと思います。
新聞でなく、ネットの匿名制についての議論に関しては
小倉さんのブログ
Annex of BENLI
などで議論されております。
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固定ハンドル
発言の匿名性が完全に保障されるシステム
さて、ついでに匿名の利点欠点、実名の利点欠点についても
ちょっと書いておきます。
僕の考える署名記事、実名ブログの利点
1、「記事の信頼性が確保される。」
実際に実名で書いている人達のブログってのはハンドル、匿名の
人よりも、なぜかPVが多い傾向が見られるように思える。
その要因は色々だが、記事についての信頼性が確保される事が
その一因としてあると僕は思う。
ブログのPVの伸ばし方には様々な方法があるが、
簡単なものとして、僕は実名でブログをかくを
あげておく。
個人情報を晒す事で、読者の記事への信頼性をある程度確保できる。
ハンドルや匿名で書いている人よりも。
署名記事に関しても言えて、いい記事を書く記者には
実績次第で、多くの信頼性が持たれるだろうし、
できない記者は埋もれる。
2、「迂闊な批判が回避される」
報道被害やブログスクラムへの、自己抑制法として、
有効だと思う。自分の個人情報を晒せば、発言一つ一つに対して
責任をとる必要が出てくる。あくまで、慎重に、一つ一つの情報を精査して
流すようになり、情報自体の質も上がる可能性もある。
3、「宣伝になる」
これが、署名記事、実名ブログの最大の利点。
特ダネすっぱ抜いても、署名記事でないと
手柄は会社のものになって、記者へのリターンは少ない。
勿論、社内では、特ダネを抜いた記者の地位は上がるだろうが
世間様は、署名がなければ、その記事を書いた記者が誰だか
わからないので、記者の名前は埋もれていく。
ブログに関しても、ハンドルや匿名でやっている限りは、
自分に責任が降りかかることは無いが、逆に、自分へのリターンもない。
実名でやれば、ブロガーとしての認知度が上がったとき、
何らかの大きいリターンが見込める可能性もある。
署名記事、実名ブログの欠点
1、「ハイリスクハイリターン」
ここまで述べてきたけど、署名記事、実名ブログってのは
匿名よりも、リターンが大きいと思うが、
それに伴なってリスクも跳ね上がる。
記者だったら、署名入りで変な記事を書いたら、
下手したら、その記事に憤激した人々に吊るし上げを食らう。
実名ブロガーだったら、炎上したら、リアルで被害を食らう可能性
すらある。
2、「ポジショントークになりがち」
自分の情報を流すということは、そこに何らかの立場が
生まれるので、その立場を裏切るような事はできなくなる。
いわゆる「ポジショントーク」しか出来なくなりがちになる。
ネットというのは凄いフリーな言論空間で
僕自身、そういう所を凄く気に入っている。
立場に関係なく、発言できるというのは
凄い開放感があって、面白いし、それが失われるのは惜しい。
他にもあるだろうと思うので
それに気付いた方などはコメント欄、TBなどで補足お願いします。
また、匿名についての記事を書いている方などはTBつけて下さると助かります。
僕は、ネットの有機的に広がる部分を凄く楽しんでいます。
本では、読んで、そこで終わりですが、
ブログや掲示板というのは、情報が有機的に成長し、広がり、
裾野がどんどん広がっていきます。
それが最大の長所なわけですから
そういう部分を潰さないように、匿名、実名の是非が
問われれば、と思います。
ご紹介いただき、ありがとうございます。
このテーマについては、呼応して何人かの方が
さっそくエントリーを立ててくださっており、
議論を喚起するブログの機能に感心しています。
以下、いくつかアドレスを。
(私の呼びかけではなく、
独自にお書きになっている方も含まれています)
http://blog.goo.ne.jp/simauma_dx/e/2e873069b24146824345b50ac6974651
http://blog.drecom.jp/kyupibekamu/archive/54
http://blog.livedoor.jp/tomabechi1/archives/22040661.html
http://maname.txt-nifty.com/blog/
http://maname.txt-nifty.com/blog/2005/05/post_723c.html