最近、ギガジンなどで取り上げられていたGoogle Adsense ブラックリスト日本版 Betaをうちのブログでも先日から導入してみました。
とりあえず、詳しいデータとかは、規約の関係上だせないのですが、効果は確かにでています。
そんなわけで、本日はアドセンスの最近の話なんかをしてみようかなと。
ついに「Google Adsense ブラックリスト日本版 Beta」が登場 - GIGAZINE
今更だけどGoogleAdsenseクリック単価が上がる『Googleブラックリストまとめ』と、その背景*ホームページを作る人のネタ帳
僕が、Google Adsense ブラックリスト日本版 Betaのことを知ったのは、上記二つのサイト経由なんですが、導入してみたところ、確かに効果がありました。
どのくらいかというと、大体、CPM 効果 ( Effective CPM )と呼ばれる広告掲載 1000 回あたりの効果測定が1.5〜2倍程度になるくらいの効果がありました。ちょっと驚きです。
いや、ウソじゃなくてマジで。
で、思ったんですが、これだけ効果があるってことは、想像以上に、日本って情報商材とか、MFA(Made for Adsense) とかに、アドワーズやらアドセンスやらが乗っ取られていたりするんじゃないかって感じなんですね。
これだけ効果があると、流石に・・・という感じです。ちなみに、Google Adsense ブラックリスト日本版 Betaで、行なった設定は、カテゴリ、タイプは全てに設定し、その上で、投票数は8以上にしてみました。
で、情報商材とかMFA(Made for Adsense)のことをよく知らない方が多いかもなんで、それについて、ちょっとお話とかします。
まず、情報商材ですが、これはグーグルやヤフーで検索するとわんさか出てくます。
http://0-risk.net/
例えば、こんなんです。
恋愛系とか投資系に多くて、モテるノウハウとか稼げるノウハウとか、そんな単語が羅列してあるサイトです。
で、最後に、そういったマニュアルをマ1万円〜3万円くらいで売りつけるわけです。本当に買ってる奴いるのかどうかは知りませんが、これだけ隆盛しているところを見ると、それなりのものになっていると思われます。
で、こういった情報商材の格好の宣伝場所になっているのが、検索連動型広告やアドセンスなんかで、しばしば、これらが表示されるんですね。
ただ、こういった情報商材は、インチキそのものとしかいえません。っつーか、絶対1万円なんて価値は無い。ブックオフで100円で大セールされている恋愛本や投資本でも読んでいたほうがまだマシです。
一種の悪徳商法のようなものと言われるものでもありますから、これは嫌われます。自分のブログに表示されていたら、フィルタをかけてしまったほうが無難です。
で、もう一つ、嫌われるのが、MFA(Made for Adsense) と呼ばれるものです。
Googleの検索連動広告を舞台に、さや稼ぎをする人々 - ビジネススタイル - nikkei BPnet
こちらの記事に詳しいんですが、
具体的には、安いキーワードでおびき寄せたトラフィックを別のサイトにリダイレクトする。飛び先は、はるかに高い広告料収入をもたらす広告が山盛りになっているというわけだ。
という仕組みを利用して、さや稼ぎをしているサイト群です。
グーグルは、二つの広告システムを使っています。誰でも知っていると思いますが、google adsenseとgoogle adwordsです。
で、うちのブログに貼ってあるのは、前者のgoogle adsenseになります。
google adsenseは、ブログなどに貼り付けて、広告を表示させるシステムです。これは個人ブログだったり、主要な大手サイトでも導入されているケースが多いです。
一方、google adwordsは、グーグルの検索エンジンで表示される広告です。検索連動型広告と呼ばれ、非常に効果が高いことで知られています。
MFA(Made for Adsense)は、この二つを利用してさや稼ぎをする行為です。
グーグルの広告システムは、オークション形式で、入札の多い広告キーワードほど、1クリックあたりの単価が高くなります。一方で、入札が全然ないキーワードは、単価が低くなります。
この差と、adwords、adsenseを利用したのがMFA(Made for Adsense)です。
まず、MFA(Made for Adsense)をする人たちは、サイトを作って、そこにアドセンスを貼ります。
↓
次にアドセンスで、クリック単価が高いキーワードが表示されるようなサイト構成を行ないます。
Google Adsenseでクリック単価の高いキーワードの見つけ方
ギガジンで記事にされていましたが、クリック単価の低いキーワードも高いキーワードも同じ手口で見つけることが可能です。
↓
で、それらのキーワードを見つけた後、google adwordsで単価の安いキーワードを大量に買い占めます。
↓
こうして、単価の安いキーワードが表示される検索結果から単価の高いグーグルアドセンスや他の広告などが表示されているページへと、トラフィックを誘導します。
↓
この結果、
(MFAで発生した広告費)-(アドワーズでかかる広告費)
が+である限りは、さや稼ぎが可能になるわけです。検索エンジンで集客し、そこからクリック単価などが高い広告が貼ってあるサイトへ誘導して、収益をあげてるわけですね。
こういったサイトは、グーグルも頭を痛めており、様々な試みを行なって、こうした業者を排除しようとしているようですが必ずしも上手くいってないようです。
他にも色々手口はありますが、現状、こういった「さや稼ぎ」をする人のほうが、真面目に儲かってしまうようです。仕組みそのものを利用しているのでブログを書いて広告貼るよりも、ずっと効率がいいんでしょう。
ただ「1カ月に数百万ドルの “さや”を稼ぎ出す業者もいる」とか聞かされると、納得がいかないもの確かです。稼ぎすぎだろうと。うーん。こっちは、毎日記事を書いても月100ドル前後がやっとだというのに。
そんなわけで、今後も、情報商材系と、MFAは、見つけたらブラックリストに突っ込んでいこうと思います。どっちも嫌な感じなので。
私も2ヶ月前から使ってますが、私の場合は数字的にはそれほどのアップはありませんでした。
でも、情報商材系の広告を表示させたくないので時々フィルタに追加しています。
最近、フィルタ上限の200に達してしまいました。
ハー○ライフ多すぎ、、、。
adsenserを語らなきゃだめだろ。
http://adsenser.jp
アドセンス掲載サイトを検索できます。