そのうち、かろうじて理解できるのは2つ。
腰にでっかい斧をぶらさげているタイプと
袖にナイフを隠し持っているタイプである。
前者は、優しい女性だと思っている。
少なくとも、僕を殺す時には、一思いに斧で頭をかち割ってくれる
くれるような女性である。
後者は残酷な女性である。
僕を殺そうと思ったら、後ろからナイフを突き刺して
僕が苦しんで死んでいくのを楽しそうに見守るタイプである。
このニタイプは、大抵、歯を見せて笑うタイプ。
男性的な部分を多く持っているので、僕には理解しやすいのだ。
家族で母と妹二人がこういうタイプだったので
こういうタイプの扱いにはそれなりに自信がある。
少なくとも、扱いに間違っても
フライパンで殴られる程度で
すましてもらうくらいの自信をもっている。
問題は、残る一者で、こいつは
僕が最も苦手なタイプ。
僕のなかでは「刃物を持っていない女性」と
定義している。
このタイプはひどく正直で、笑う時でも歯を見せない。
微笑み、程度しか浮かべないのだ。
困る。
なんというか、本格的に宇宙人である、僕にとって。
こういうタイプってのは、僕には理解できない。
扱いがわからないし、どこのボタンを押せば喜ぶのかも
わからない。笑わせることも喜ばせる事もしてあげれない。
なんというか、このタイプの女性と一緒にいると
ワニの口に入って寄生虫掃除をする小鳥の気分になってくる。
まとまりのない話ですが、これで終ります。