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2005年05月06日

ニッチ情報の価値

今日、考えついた事のまとめ。

よく、2ちゃんの情報をクズという人がいる。
実際そうだ。

LDPJのニュースをお子様ニュースと皮肉る人がいる。
実際そうだ。

ブログ情報の価値をクズという人がいる。
これも実際そうだ。
中には素晴らしいものもあるが、大抵はクズと言っていいと思う。
自分のとこも含めて。


こういう情報はニッチな情報といわれる。
極めて、需要が少なく、極少数の人しか必要としないから。

でも、勘違いしちゃいけないのは、必要とする人が
0ではないって事。
こんなちっぽけなブログでも毎日100人くらいの人が
見に来てくれてるわけだしね。

大手サイトや、TV局や新聞社のサイトと比べれば
アルファブロガーのブログのPVだって霞む。

だが、それは単体での話。

ブログ全体でみれば、の話になると
まるで違ってくる。
ココログやシーサー、ライブドアのブログ全体でみれば、
そのPVは天文学的な数字になる。

うちみたいな小さいブログでもPVは2〜300あるわけだし
シーサー全体でのPVは一日2〜300万PVはあるんじゃなかろうか。

ネットではPVが全てで、PVの多さで力量が測れる。

神奈川新聞社のPVが一月400万程度であることを考えると
ブログと新聞社のPVの差は歴然となる。

2ちゃんねるみたいな大規模掲示板群ならば
一日2000万PVくらいしてるんじゃなかろうか。
桁が違うから。

今日、思ったのは、こういった事を考えながら思いついたことで
要するに、どんなクズ情報でも
「必要としている人は0ではない」
って事。当たり前なんだけど、これがネットでは重要なんだって気付いた。

無限の空間においては、全てのものを置いておける。
なんだから、今までの雑誌や新聞みたいに
精髄だけを集めて提供する必要はないんだって事。

確かに、一つの素晴らしいものを作って人を集めるというのは
いい事だと思う。

でもそれは効率が悪い。イイモノってのは常に作れるとは
限らないし、イイモノを作る人を雇うにはコストがかかる。
とにかくかかる。

ニッチなブログ情報一つでは、天才のつくった情報には
PVでかなわない。

でも、ニッチなブログ情報を1000、あるいは
1万、10万、やがては100万単位で集めたらどうなるか?

Long TAIL理論ばりの話になるけれど、
ニッチな情報を流すブログを100万集めれば、最低でも一日5000万PVは獲得できる。
どんなクズ情報でも、必要とする人は0ではないのだから。
集めれば集めるほど、強くなる。

今まで、非効率だった情報の精査、編集といった部分をなくして
極めて効率的にPVを集めれるシステムだと思う。

そしてPVさえあれば、そこから金を引き出すのはそんなに難しい事ではない
だろう。特に、これからは。

新聞や雑誌がネット上にサイトを開設すると
どうにも、今まで通りのやり方をネット上に持ち込む。
それでは全然ダメなんだと思う。
やり方が違う。ネットでのPVの集め方ってのは
イイモノを提供するよりも、沢山の情報の群れを集めて、
最終的に、全体としてデカくなるようにしなければならないんだと思う。

これをやっているのがブログであり、2ちゃんねるなんだと思う。

2ちゃんの個々の情報の価値なんてクズといっていい。
だけど、それを必要としている人は、0ではない。

だから、2ちゃんねるはそういうニッチな情報の群れを
大量に集める形で掲示板群を提供した。

編集もいらず、情報をあつめる必要もない。
非常に効率的な情報サイト運営だと感じる。

情報集めをプロに頼ると金がかかる。
ネットではニュースは無料なんだから、
タダでニュースを集めないと金にはしにくい。

そういう事にいち早く気付いて
ニッチな情報の群れ全体から利益を上げようとしているのが
今のブログ会社であるんだと思う。

そして、そういう形のほうが、情報の精髄のみを
あつかう新聞、雑誌よりも遥かに効率的なように見える。

実際、新聞社のPV数は一日の2ちゃんねるのPVに
勝ててない。桁が違っている。
ネット上での、PVの稼ぎ方ってのを根本から間違っているからだと
思う。紙の時代と同じような形では、最初から限界が見えているのに。

また、ネットには豊かなターゲット性をもった広告を
うてる。新聞、雑誌だとこれがやりにくい。

ターゲット広告といわれる奴だけど、
こいつは、一般広告よりも遥かに効果的だと思う。
なんせ、欲しい人に、ダイレクトに情報を売り込むわけだから。

既存の新聞や雑誌は、一般広告からの収入がとてつもなくでかい。

でも、ネット上でのターゲット広告が力を持ち始めたら
広告会社は、そういった一般広告に見切りをつけて
そちらに力を入れ始める可能性がある。

そうなった場合、どうなるんだろうと考える。

活字離れやネットでの無料ニュース配信、情報配信が進むにつれ、
雑誌、新聞界では、部数の減少がどんどん進んでいる。

それにあわせて、広告分野にも
ネットの波が押し寄せてこようとしている。

一般広告からターゲット広告へと広告の主体が移った場合、
果たして、どれだけの打撃を新聞、雑誌界が食らうかなんて
考えたくもない事だ。


部数減少と広告の移り変わり。

この二つが既存の雑誌、新聞にもたらすのは
どう考えても規模縮小しかないように見える。

ネットで生き残りをかけて新聞社が
海の向こうで頑張っているけれど
ブログや掲示板の取り込みに成功しているとは
言いがたいので、どうにも頼りない。

ネットでは、タダで集めれる大量のニッチ情報を
扱うコミュニティを囲い込んだところが最終的な勝者と
なると思う。だって、そのほうがPVがでかいんだから。

2ちゃんにしろ、ブログにしろ、全体でみると
PVのでかさは、新聞社のサイト一つでは絶対に勝てない
レベルになる。

考えていくと、なんか、ますます
てめての業界の未来が暗く思えてくるわけですが。

紙の業界ってのは、どうにも
「情報発信者」と「読者」という発想から離れれない。
良いニュースを集めてきて売るという発想から抜けきれていない。

ネット上では、その発想を逆転させて
ブログにしろ、掲示板にしろ、読む人と書く人の間の境界が
極めて薄い。

ネット上では、全ての人が読者であり、書き手であるんだから
全員が「参加者」なんであって
参加者が集まるコミュニティを牛耳らないと
いけないんだって思う。

良いも悪いも、全てを一つに、全てを提供する事にこそ
ネット時代のビジネスモデルのあるのかな、と思った
金曜日。

どんなクズ情報であろうとも、それを必要とする人は
0ではない。

ネットには紙面や字数の縛りがない。陳列棚という縛りもない。

なんだから、情報は全てを提供して、その全てで総合して
でかいモノを創り上げることが必要なのかなっと。




posted by pal at 14:01 | Comment(0) | TrackBack(2) | メディア このエントリーを含むはてなブックマーク | 編集
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