他人様の分野におこっている事について口をはさんでしまう
自分のアホさ加減にあきれつつ書いてます。
こんにちは。
R30さんと百年コンサルティングの鈴木 貴博さんの記事の二つ
メディアビジネスのバリューチェーン(その3)
「メディア・通信融合」論の行方
を読んで、すぐ思い出した記事が
新聞広告の売上をさらう無料コミュニティサイトのCraigslist
これでした。
ブログ界隈でも話題になった記事なので知っている人も多いと思います。
で、何が脅威かっていうと「広告そのものをコンテンツにする」ってビジネスを
これだけ効率よくやれるのがネットで出来てしまうって事。
この事に気付いている人は、もうとっくの昔に動いているだろうし
気付いていない人は、これからの広告業界で取り残されるだけ。
CMコンテンツを配信するだけでは視聴率は取れない。
だから、ダイレクトに売り手と買い手を結びつけるオンラインネットワーク
にこそ、勝ち目、ビジネスチャンスがあるようですね。
以下、記事からの引用です。
Craigslistという無料のコミュニティウェブサイトが、サンフランシスコベイエリアの各新聞社から奪った求人広告の売上は、最大で6500万ドルにのぼるというレポートが米国時間12月27日に発表された。
Classified Intelligenceが発表したレポートによると、毎月10億以上のページビューを記録するCraigslistは、商品広告や不動産広告分野でも新聞社から売上を奪い、また他の従来からある案内広告のビジネスにも打撃を与えているという
新聞、広告業界には、背筋が寒くなる実態が書かれてます。
6500万ドルの求人広告がネットに奪われ、
CraigslistのPVは月に10億を突破している。
神奈川新聞社のPVが300万程度であることを考えると
その恐ろしさがよくわかります。
つうか、10億PVって。。。。。
広告だけでビジネスになるってのの証明みたいな記事です。
新聞がネットを取り込もうとしていますが、
ネット上にこういった形での広告オンラインネットワークが
成立してしまうと、ネット上ですら商売に結びつけるのが
難しくなってしまうかもしれない可能性があります。
なんつーか、この記事は最悪の未来を連想させてくれます。
もう広告業界や新聞業界にとっては最悪の未来を。
変化の波に乗れなかった人にとっては最悪の、
そしてのれた人には最高の時代になるのかもしれません。
我々は、その最初のネット世代であり、そして、
旧時代の紙新聞、紙広告の最後の世代として記憶される事になるのかもしれません。
記事からのさらに引用。
市場調査会社のJupiter Researchによると、ローカル情報検索による広告売上は、2003年の4億800万ドルから、2004年には5億200万ドルに増加する見込みだという。また、2008年にはこの金額が8億2400万ドルに達すると見込まれている。米国における案内広告の市場規模は280億ドルから300億ドルで、このうち日刊紙の売上は160億ドルを占めており、また世界的には1000億ドルの規模を持つと推定されている
ため息でちゃいますね。