口ばっかりはさんで、自分の業界については全くふれていなかった。
本来、自分の業界の事こそ、危機感をもって
こういう所に書いていかなければならないのに。
恥ずかしい話である。
というわけで、新しい記事カテゴリを作ったので
何回かにわけて、てめえの分野である
小説界、漫画界、ドラマ界が抱えている問題と今後の展望に
ついて書いていこうと思う。
上記にあげた三つの世界を総合してストーリー界と定義する事にする。
ストーリーを一つ作って、それをなんらかの形で売って
商売している分野である。
この業界は、現在、真綿で首をしめられて殺されるつつあるのが現状だ。
つまり、徐々に死に瀕しつつある。
が、その事に対して、危機感を持っている人があまりに少ない。
実の所、ストーリー界も又、先の見えない業界になりつつあるのだ。
それに気付いている人はあまりに少ないが。
今、漫画やアニメ、ドラマなどはそれなりに商売になっている。
宮崎アニメや少年漫画誌、大河ドラマはいまだに人気があるからだ。
ただし、これはトップの話。
漫画界において、コミックの売上は1990年を境に伸びが止まってしまった。
漫画雑誌の発刊は増えているが、全体でみると部数は頭打ちになってきている。
アニメは、テレ東以外ではほとんど扱ってもらえない(視聴率が取れないのだ)
しかも、そのテレ東ですら、関係者が
「ポケモンだけだよ、金になるのは」
なんてぼやく世界なんである。
ドラマは、全体でみると視聴率悪化に頭を悩ませていて
バラエティに押されつづけている。
バラエティの視聴率上位10傑が16〜20%の視聴率を取っているのに対し、
ドラマの視聴率10傑は8.6〜20%だった。
しかも、ドラマ界の顔といってよい
朝の連続TVドラマ小説は、このところ、視聴率の悪化が著しい。
1970年代は40パーセント以上、おしんに至っては50%という怪物的
視聴率をとっていたのに、ここ数年はよくて20%、ファイトに至っては
初回16%である。
数字を並べただけでわかることだが、
もはや、ストーリーもののコンテンツは
よほど天才がつくったストーリーでない限りは、
商売に結びつけるのが難しくなってきているのだ。
では、何故、こんな事になってしまったのだろうか。
それには色々あるのだが、現在、統計的な証拠がない。
だから業界が抱える問題点をあげていくしかない。
そして、それを一つづつ、改善していくしかないだろう。
だから2〜3回にわけて、ストーリー界の問題について
書いていきたい。
とりあえず、今日は、業界がどういう状況に陥っているかだけについて
書いておきます。
需要あるのかなー、こんな話。
どうも自分等って自分のことは語らない傾向にある。
自分の言いたいことは作品でこそ言うべきだ、
という考えが元にあるからだろう、と。
ジャーナリストはそこここで語るのが仕事だから
それこそ本分なんでしょうけどね。
でもオレ等も声を出さなければいかんな、
と少し思った。
今回みたいに第三者にいいように言われ
屈辱を受けるのは真っ平だと思ったんですね。
問題なのはシステムのほうなんだけど
なんか八つ当たりされてる気もするし。
妬みも多いし。因果な商売だす…。
そんな感じで挨拶でした。では失礼します。
始めまして。TBありがとうございます。
こちらからもTBさせて頂きました。
ネット時代が進むにつれて、
うちの業界にも変化の波が訪れてます。
でもその事に気付いている人が
少ないし、気付いていても声にだす人は
ほとんどいなかったりします。
だから、ちょっとづつでも
変えていこうと思うんですよ。
業界全体の問題ですし。
映像、音楽コンテンツみたいに
デジタル化しやすい分野は上前の大部分を
IT関係にもっていかれかねません。
そういう風に流れが向かうのは
ホント困りますから。。
自分の嗜好もあってか、コンテンツ業界の将来、私もとても気になっています。私的にpalさんのこのカテゴリは興味深い話題だと思うので、今後も続けてくださるとうれしいです。
私としては、マンガとかに一番活力があったのって80年代までだったのかも、って思いますね。
今は活力というよりも現状のものの再生産で何とか持ってるのでは?みたいな。
素人の目で眺めた感想にしかすぎませんが、何となくそう感じています。