まー、しゃーないか。
イラン戦のハーフタイムに暇だったので
LDPJがブログ時評に喧嘩売ってるんで
PJの書いた記事をいくつか読みました。
LDPJへの僕の感想。
プロとは差がある。
ってとこでしょうか。
わかりきってた事ですけど。
ただ、これは主観が介在してるから
絶対的評価ってわけでもないです。
つまり読む前に、素人記者が書いた記事って先入観が
あるので、LDPJは最初から不利なんです。
一方でプロの記事ってのは、最初からプロっていう肩書きがあるから
凄く見えるんです。
「裸の王様効果」というとわかりやすいでしょうか。
典型例として
有名な話が「食通の味知らず」
今に伝わる逸話があるんですが
昭和期の芸術家で、食通で知られた北大路魯山人が
スウェーデンのトルエドソン夫人に
招待された時のお話です。
魯山人は、ある銘柄のビールしか飲まず、
それ以外のビールは大嫌いでした。
それを知ったトルエドソン夫人が
ちょっとした悪戯をしたんです。
魯山人を夫人が
招待した折、魯山人が好むビール瓶の中身を
魯山人が大嫌いな銘柄のビールにすりかえて出したんです。
その結果、どうなったかというと
魯山人は見事に騙されました。
「ビールはこの銘柄に限ります」
と言ってゴクゴクと美味そうに飲んで
大恥をかいてしまったわけです。
他にもベートベンの曲を凡庸な作曲家の曲として紹介し
他の凡庸な作曲家の曲をベートベンの曲として紹介したら
後者のほうが受けがよかったって逸話もあります。
裸の王様効果なのか、それとも実際にLDPJの記事がひどいのかは
今後の多くの人の評論とあわせてきめるべきなんでしょうね
それと、この手の参加型ジャーナリズムは
まだ萌芽の段階にあって、今後どうなるかはわかりません。
成熟しきった現在のマスコミと比べて劣っているのは当たり前ですし
僕は、今後の伸びに期待します。
あと、どこかのブログで読んだんですが(リンク先失念です。すいません)
ソニーがビデオを開発した時、アメリカの映画産業から激しい反発がありました。
ビデオのせいで映画が無くなるんじゃないか?って
思った人が多かったそうです。
ところが現実はレンタルビデオ業界という裾野を産んで
映画業界に多大な貢献をしたわけで。
ネット広告市場は、増大しつつありますし、
アメリカでは大手新聞各社によるネット企業買収が相次いでます。
海の向こうでは新聞がネット業務に手を出し始めているんですな。
いつか、「ネットのおかげで大儲けできた」って笑う新聞社が
アメリカや日本で出るかも知れません。
変化ってのはビジネスチャンスですから。
乗り遅れると悲惨ですけど。