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2006年09月06日

日刊炎上新聞という類まれなるポジションをゲットしたOh my Newsに花束を

最近、ネット界隈を騒がせているアレですが、

Oh my News

がすごいです。


いや、何がすごいって、内容がすごい。日刊炎上新聞っつーくらい記事のピックアップがスゴスギル。

いやね、毎回ね、アクセストップ10だけ流し読みしているんですけど、あそこまで右翼批判を繰り返せるのはすごい。

オーマイニュースジャパンの「炎上」と「現状」


ガ島さんが、上記の記事の中で、「最初は鳥越発言は、話題づくりなのではないかと思っていました。」って言われているように、僕も、最初は、そういうのって話題作りなのかなーくらいに思っていたんですよ。


そのくらい、際立ったポジション取りも最初は話題作りに必要ですからね。



ただ、最近、記事読んでいて思うのは、どうも話題作りじゃないっぽいというのがあるんですよ。


始まってから、ここまで、もうひたすらに炎上話題のみを取り扱ってます。事実上の日刊炎上新聞。


正直、朝日以上にネタにされるネットメディアが生まれた瞬間に立ち会えて光栄ですみたいな。


もちろん、炎上している話題は、「ネット右翼批判」、「匿名批判」あたりの典型的な奴なんですけどね。


実は、これを書くと、2ちゃんねるあたりで話題になりやすく、そこからスゴイトラフィックが発生したりします。なんというか、2ちゃんねる経由でトラフィックを発生させたかったら、この二つを延々と繰り返すだけでも相当期待できます。


というわけで、ネットメディアの中で、2ちゃん経由のトラフィックを最も重視した集客という珍妙極まる戦略をとっているのが、現状のoh my newsなわけですよ。

SEO対策(Search Engine Optimization=検索エンジン最適化)ならぬ、「2ちゃんねる Optimization=2ちゃんねる最適化」ですね。


2ちゃんねる系ブログ以外で、ほぼ唯一、2ちゃんねる経由のトラフィックを獲得しようとしている点は、新しいといえば新しいのですが。


そのせいで、コメント欄が日刊炎上新聞になってしまい、まぁ、スゴイ事に
なっているんですけど。


最近は、コメント欄に、かなり右寄りの人々と左寄りの人々が混在なさっているようで、興味深いのですが、議論というより、罵倒が主体になっており(議論は論理から罵倒にむかう傾向はありますが)、2ちゃんねるの罵倒文化をそのままメディアに取り入れたような形になってしまっていて、斬新すぎます。


正直、斬新すぎて、いくらPVあっても広告主つかないですよね。



日本版Oh my Newsに関しては、トラフィックに関して考え直して頂く必要があるのではないかと。


日本のネットにおいては、トラフィックを獲得するためには


1 検索エンジンで上位を獲得する
2 各種ポータルで扱ってもらう
3 SBMなどで人気エントリになる
4 ブログ、SNSで話題になる
5 2ちゃんねるから直リンされる


のいずれかをしないといけないわけですが、現状のoh my newsは、5なわけです。典型的な炎上メディアです。



このままじゃ、駄目でしょう。2ちゃんねる経由のトラフィックで、PV稼いでいるようじゃ、広告主なんてつかないですよ。しかもアレな話題ばっかだし。まあ、朝日は、それでも何とかなっているわけですが。

普通、まず最初にさけるべきトラフィックなんです。しかも、こういったトラフィックは一過性のものなので、継続して読みにきてくれる読者の獲得には役立ちません。


oh my newsがまじめにメディアしたいなら、

1 検索エンジンで上位を獲得する
3 SBMなどで正統派人気エントリに上る(靖●、ネット●翼などのP話題でなく)
4 ブログ、SNSで話題になる(靖●、ネット●翼などのP話題でなく)


になれないと駄目でしょう。(っつーか、これはネットメディアの基本ですよね)それとRSSしようよ。



現状、GIGAZINEに広告だしたほうが、PVでも費用対効果でもいいわけで、このままじゃ、先細りっす。



とりあえず、なんですが、僕の感想を言わせてもらうと、ネットメディアをやるときに、最初に「政治系論説」から入ると、現状のメディアで扱ってもらえない主張をしたいプロ市民の方々や右翼な方々の自己主張の場と化してしまうので、それは避けたほうがいいという教訓にはなったかなと。


とにかく、記事が「論説」ばかり目立つのはまずいでしょう。ライブドアPJもそうだったけど、なんであそこまで「論説」ちっくな批判記事で注目集めるばかりなのかと。


批判精神こそがジャーナリズムの根源だというアレですかね。


そもそも、ジャーナリズムにおいて、「論説」と「ニュース」が主軸になった事に関して、アメリカマスメディアの発展の初期の歴史を紐解きますが、


新聞の発展に、初期、もっとも大きく寄与したのが、ペニーペイパーで、ペニーペイパーの中で、最も安く成功したのが「ニューヨーク・サン」です。

紙面は、 バリバリのセンセーショナリズムに染まった内容で作られていて、大衆受けを狙ってつくられたものです。

次に来たのが「ヘラルド」で、こっちもセンセーショナリズムに染まってはいましたが、経済ニュースも扱っている点に特徴がありました。


で、近代型の格調高い新聞が生まれたのは、「ニューヨークトリビューン」からで、センセーショナリズムを排除し、政治、芸術、道徳を主として扱い、社会改良のために「論説」系の記事を多く盛り込むようになりました。


これが、「ジャーナリズムは批判精神」や「社会改良主義」に基づいたジャーナリズムの始まりなわけです。これらは、それまで主流だったイエロージャーナリズムの打倒を目指したわけですが、それを歴史的な意味で果たしたのが、有名な「ニューヨークタイムス」でした。


初期ニューヨークタイムスが目指したのは、「社会改良主義」と「大衆の生活に即した新聞」でした。

ニューヨークタイムスは、その後、イエロージャーナリズムの打倒を目指しながらも、大衆の支持を得て、世界を代表する新聞になるわけですが、「社会改良主義」は論説となり、「大衆の生活に役立つ」部分は、「ニュース」になっていったわけです。





で、oh my newsになるわけですが、記事をざっと見る限り、ニューヨークタイムス型の王道をいこうという感じなんですけどね。




ただ、あまりに論説系の記事が目立ちすぎているのと(悪い意味で)、「お役立ち系コンテンツ」が、ほんとに何の役に立たないし、話題にもならないからお話にならないという感じなんです。



「お役立ち系コンテンツ」は、GIGAZINEの得意分野ですが(あそこはフリーソフトの紹介がメインですが)、ネットメディアやるなら、そのほうがずっとユーザーの役にたつだろうと。あくまでネットユーザーに役立つ情報に絞ったほうがいいんじゃねーかなーとか思いますですよ。


そっち方面で市民記者がもっているノウハウや経験などを役立てる分野は必ずあるでしょうに。


とにかく、論説では毎日にように炎上するような記事を書いて2ちゃんねるでネタにされ、ワイドショーや新聞にはないような「お役立ち情報」があれば、

「読まれるが尊敬されないメディア」

というポジションは取れるわけで。


それなら、それでoh my newsの存在価値はあるかと。

極論するなら、メディアなんてのは、

「読まれないが尊敬されるメディア」

「読まれるが尊敬されないメディア」

の二種類しかないわけですから。


現状のoh my newsは、「読まれないし、尊敬もされない」状況なんで話にならねぇだろうと。


まぁ、がんばってください。




タグ:Media
posted by pal at 15:07 | Comment(1) | TrackBack(1) | メディア このエントリーを含むはてなブックマーク | 編集
この記事へのコメント
ごぶさたしております。1年ぶりに復活して徘徊してます。復帰第一弾の記事がオーマイだった私ですw オーマイガッ。

>というわけで、ネットメディアの中で、
>2ちゃん経由のトラフィックを最も重視した
>集客という珍妙極まる戦略をとっているのが、
>現状のoh my newsなわけですよ。

新しいビジネスモデルですよねw

や、個人的には鳥越さんにガンガってほしいんですが……まず前提として読む気になる内容じゃないとだめですねえ。うむむ。
Posted by 松岡美樹 at 2006年09月08日 19:26
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日本版オーマイニュースの迷走
Excerpt: 韓国では大成功を博して、ソフトバンクの出資を受け、鳥越俊太郎氏を編集長に据えて大
Weblog: 微熱日記
Tracked: 2006-09-13 00:26
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