ちょっとはてB経由でみつけて、思うところがある記事なのでメモ的に。
ちょっと引用から入らせてもらうけど
村上ファンドをはじめ企業に配当増や役員交代を要求するのがアクティビスト。アクティビストに自社の株を買われた会社を集中して取材したことがある。その時に複数の企業幹部から「お金を扱う人にモノ作りは分からない」とか「自分にも経営の落ち度があるが、そこは書かないでほしい」などという勝手な理屈もよく聞いた。
なんというか、「お金を扱う人にモノ作りは分からない」というのは、モノつくりに関わる人であれば、一度は思ったことがあるんではないかと思う。
ただ、そもそも、モノ作りなんては、作る側にとっても謎なんだから、当たり前といってしまえば当たり前。
漫画や小説みたいなエンターテイメントコンテンツであれば、製作側が「確実に売れるモノ」を作ることは不可能に近い。そんな方法があったら教えて欲しいというのが僕の率直な思い。
世で大ヒットした漫画や小説が、出版社や編集者には高い評価を受けていなかった作品なんて幾らでもあるわけだし、さらに売れっ子が永遠に売れっ子であり続けれたケースなんて、ほとんどない。
顧客は、あまりに謎に満ちていて、彼らがどんな評価を下すかは、実際にやってみないとほとんどの場合わからない。
「作るための技術=売れるための技術」では必ずしもないのが厄介な所なんである。