預金金利とファンド投資のリターンを同列に比較できるわけないでしょ。視聴者を馬鹿にするのもいい加減にして欲しい。
問題はそこじゃないだろ、いい加減にしてくれ。アメリカのSECの委員長だって、投資信託利用してますから。しかも、理由は「利益相反」になりにくいという理由。
「聞いちゃった」情報を利用して、自分の株式を運用できないなら、インサイダーにも利益相反にもならんし。
福井総裁の村上ファンドへの拠出金の状況
これみれば、福井総裁の拠出金の状況がみれるけど、はぁ、複利計算で、年率12%のリターンですか。
まぁ、プロ中のプロといいつつ、実際の運用歴は5年かそこらだしね、村上さん。
ファンドのことは、今度書こうと思うけど、統計的に、ファンドマネージャーは、運用歴が長いほど、運用がうまいってデータがある。プロ中のプロというわりには、運用歴がなく、実際に運用もうまくやってないという印象。
年率12%程度なら、プロ中のプロどころか、アマチュアの個人投資家でも上げている人いるんじゃないですかね。
もっとも、運用する金額が違うから、実際には、他のアクティブ運用のファンドと比べなきゃいけないわけだけどモーニングスターとか見ても、突き抜けた数字ってわけでもない。一千億円規模のファンドとしては、確かにそこそこですけどね。
実は大したことないんじゃ?というのが僕の本音です。この運用益だとね。大して運用歴もない人にお金預けて、このリターンなら、まぁ上出来ぐらいですな。規模もでかいし。
そもそも、去年は日経平均が40%もあがったので、インデックスに投資していた人なら、そのくらいのリターンあげれたわけで。
そんなファンドに金だしている点で、ある意味、崇高で凄い人だが、どっちも本当にプロかという疑念はわきますけど。
ま、年率12%程度なら、手数料や信託報酬が高いアクティブ運用ファンドより、投資しても、立場上、大して問題なく、手数料やら信託報酬が低いインデックスファンドを選ぶべきだったという奴です。
とりあえず、福井総裁のよくない点は
「村上ファンドがグリーンメーラーじみた時点で資金を引かなかった点とか解約時期だとか儲け過ぎ」
とかより
「日銀総裁就任時に、利益相反の恐れがあるので、株式を全部処分して、投資信託に切り替えなかった点」
です。
脇が甘いという批判は、そりゃしょうがない。
総裁就任時にインデックスファンドにでも全額切り替えてりゃ、こんな事にはならんかったわけだし。それで十分儲かったわけだし。