404 Blog Not Found:人を制するのは人
ネタに困ったときの尻馬エントリー。
本日は、中嶋さんのトコと弾さんのトコに尻馬。お二人とも、グーグルアドセンスとアマゾンの比較なんですが、僕もちょっと思うところがあり、書いておこうと思います。
内容は、グーグルアドセンスと、アマゾンアフィの比較、及び、はてなの収益モデルの推測とか。以下、本論。
で、本論なわけですが、アマゾンとグーグルアドセンスの広告としての優劣は、弾さんと中嶋さんがやっているので、そちらに譲るとして、僕としては、こういった広告がどういう形で機能しているかって話をしてみたいなと。
で、なんですけど、アマゾンアフィにしろ、グーグルにしろ、抑えているのは、基本的に「メタ情報」です。
例えば、アマゾンであれば、レビューやランキングといったメタ情報をコアの一つとして抑えています。内部にコアとして持っている情報は、基本的にメタ情報なんですね。
アマゾンアフィやるなら、とにかく書評ページや商品紹介ページを増やしつつ、ページランクをあげ、検索エンジンで書評・紹介ページが上位を獲得する事につきます。
アマゾンはそれが上手い。レビューつきの商品ページが常に検索エンジンで上位をとれるように作りこまれています。
グーグルのほうは、ページランキングなどで、全ての情報に属性やランクをつけて検索結果に反映し、そこに関連性の高い広告をうって来ています。メタ情報の集合体なんですよね、あそこ。
で、はてなの話になるんですが、はてなで眼に見える形で、収益を出している場所はどこかというと、はてBのコメント欄にあるアドセンスと、キーワードページにあるアマゾンアフィリエイトとアドセンスなんですね。
こういう企業を見ていると、CGMの時代になり、ユーザーが作った情報のメタ情報なんかを利用してお金を儲けるって流れが顕著にあらわれてきなぁと思うわけです。
ユーザーが作った情報から得られる利益をユーザーに還元しつつ、ユーザーが作った情報に対するメタ情報から利益を上げるって感じで。
はてなキーワードってのは、はてなユーザーが作るwikipediaみたいなものなんですが、そこに広告をはさみ込みつつ、検索結果なんかで上位を獲得し、そこからはてなは利益を出しているのかなーと最近、思っているのですが、これって、ある意味、商業版のwikipediaみたいなモンなんですよね。
はてBのコメント欄なんかも、一種のメタ情報なんですが、そこに広告うっている点で、これもコンセプトは同じですし。
グーグルは、グーグルアドセンスで、ユーザーが作った情報には利益を還元しつつ、ユーザーが作った情報を分類し、検索結果に反映しつつ、そこにアドワーズを打ち込んで利益をあげています。
アマゾンは、アフィリエイトで、ユーザーが作った書評や紹介ページに利益を還元しつつ、外部に大量の商品リンクを作ってもらい、商品ページにあるメタ情報を充実させ、検索結果などで上位を獲得していっています。
はてななんかは、ユーザーにアマゾンアフィやらアドセンスやらで収益をあげてもらいつつ、キーワードやはてBのコメント欄なんかのメタ情報から会社として広告収入をあげてる感じです。
なんつーか、
ユーザーに自由に使ってもらえる便利な道具を提供
↓
ユーザーが作った情報から上がる収益はユーザーに還元する
↓
ある程度、情報が多くなるとユーザーがメタ情報を必要とする
↓
そこで、メタ情報を作る仕組みを整え、メタデータをコアとして、そこから上がる収益を丸ごと頂戴し、会社の利益をあげていく
みたいな流れが、勝ちパターンなのかなーと思うわけです。外から見ていると、ですが。
多分、この仕組みで、もっとも洗練されたものを創り上げた企業は、生き残れるんじゃないかなーと。
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