昨日、やっと下落した。
けど、上昇傾向は止まっていないので、まじたまらん。
ガソリン高杉。
昨日の日経で、トヨタが2010年には世界で生産台数NO.1になるって記事が1面で出てたが、車種選びの重要な要素が明らかに燃費に絞られてきているので、今後、日本車や、ディーゼル車、ハイブリット車は、シェアを伸ばしつづけるだろうと思う。
FujiSankei Business i. 産業/米で車燃費向上の動き 新基準、08年から順次適用(2006/5/4)
このまま、原油高が続くとして、影響が出るセクターについて幾つかメモ的に書いておこうと思う。
まずは、最初に述べた自動車業界で、今後10年くらいは、燃費がよい車を作れる会社ほど優位に建てる。中国が凄まじい勢いで資源を使いつづけ、成長を続ける限りは、原油高は止まらないだろうし、日本車は、この先しばらくは安泰だろうと思う。トヨタ株あたりを推奨するアナリストとか投資関連ブロガ―がいるけど、まぁ、当然かなと思う。
今のままだと、ディーゼルハイブリットあたりが、一番手っ取り早く最強の燃費・コスト・利便性を実現できそうなので、2010年あたりまでには、そっちが主流になるかもしれん。燃料電池車や、最近注目されている空気圧車、電気自動車は、その後じゃないかと思う。
次に石油業界の話になるんだけど、原油価格の高騰は、短期的には産油国や石油メジャーにハイリターンをもたらすだろうけど、長期的には、あまりいい話ではない。
理由は、原油価格が高騰しつづけると、代替エネルギー開発に金が流れ込み、そこでイノベーションが起こるであろう事が容易に想像できるから。
石油危機以降、日本は、石油依存を低めて省エネ化を推し進めた。その後、石油価格が下落して、代替エネルギー開発は、一旦、下火になったけれど、今回の石油価格の高騰が今後も長期間続くなら、必ず、代替エネルギー開発が活発になる。産業ってのは、社会の不便・高コストに寄生して生じるものだし。
原油価格の上昇は代替エネルギーという産油国や石油メジャーに対する潜在的競争者を生み出す下地になるから、最近、代替エネルギー関連銘柄に投資が集っている理由も納得できる。次に伸びてくる産業だともおもう。個人的には、原子力や自家発電関連に注目している。
最後が電気業界になるんだけど、電気ってのは、絶対に値段が下がらない。電力発電所を集中させて作ったほうがコスト対効果が高いからなんだけども、今後、電池技術が発展し、自家発電のコストが低くなり、家電の省エネが基本になってくると、発電の分野でも集中から分散への流れが起こる可能性がある。
要するに、巨大な発電所から電力を引いてくるのでなく、家で自家発電しちゃうとかいう流れとかが生まれるかもなーとか思っていて。
チープレボリューションじゃないけど、ホンダがこないだ、自家発電分野に参入を決めたし、原油がこのまま高騰しつづけると、自家発電市場が活性化する可能性があると思っていて、そういう市場狙いなんかなーと思って記事を読んでいた。
原油は、あらゆる産業の根幹を担ってきたが、それが限界まで来ているようにも見えるので、とうとう、この分野にもチープレボリュ―ンが起こるかもしれないと思って、原油高の動向を見守っています。