弾さんとこのエントリ読んで思ったことなど。実は、佐々木さんの「グーグル Google」にGREEの田中さんのインタビューが載っていて、その内容と、danさんのエントリは、内容の部分でシンクロしている。
どちらも、「中央集権から分散へ」という時代の流れを捉えていて、僕個人も、今は、こちらがトレンドだと考えている。GREEという会社は、メディアが中央集権から、自立分散・協調型のモデルへと移り変わってきている時をとらえ、そのモデルの基盤を提供していきたいと考えているみたいだが、弾さんもそういうトレンドを捉えてのエントリなんだと思われる。
それがいいものかわるいものかは、あと10年くらいしないとわからない。
ネットでは企業側の設備投資が済み、またインフラも安くなった。サーバー代や接続費は、下がっていっている。
また、生産手段として、ネットという存在が人間に与えられた結果、その恩恵にあずかれるプレーヤーが増えてきている。マスだけでなく、ニッチプレーヤーも、その恩恵にあずかれるようになってきた。
この流れが継続するかどうかには、色々と議論があるところだが、個人的には、弾さんや田中さんと一緒で、この先は、中央集権から自立分散・協調型のメディアシステムへと転換されるだろうと考えている。
それがいいものか悪いものかは何度もいうが、わからない。
一時的に、既存プレーヤーの破壊を伴なうだろうし、産業自体の中で、下手をすれば、失業や倒産も生まれるだろう。
これは、ITが製造業からサービス業へと転換しつつあるという一つの流れなのかもしれない。
アメリカでは国内雇用が製造業からサービス業へと転換が行われたとき、当たり前だが、失業者が生まれた。一方で、それをサービス業が吸収した。その間に、色々と軋轢や混乱もあったが、とりあえず、そういうところに落ち着いていった。無論、一時的にだが、失業や賃金カット、あるいは、サービス業への転職によって、低賃金で働くことを余儀なくされたケースもあった。
ITでは、ソフトやハードを売るという時代が終わり、ネット発のサービスが主体となりつつある。
多分、アメリカ経済であったような、製造業からサービス業への雇用の流れに伴なっておこった出来事が、これから起こるんじゃないかと思っている。
いい方向に向かって欲しいとは思うが、痛みは避けれないかも。
指摘ありがとうございます。
全然知りませんでした。
という様なことが教授が言っていました。
さらに、
「日本の石炭業界が壊滅したときは、今と違っていたため、分配の効率化がうまくいった。でも、そこから習うべきことはある」とも。
なにやら、こんなことを思い出して書き込ませてもらったのですが、予測できる状況なら対応も可能かもしれませんね。