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2006年03月31日

ネットの支配戦略@ゲーム理論

匿名性とID制とゲーム理論の話

ゲーム理論と談合


ゲーム理論関連の話してて、色々とフィードバックをいただいたりしてて
おもった事なんだけど、現状のネットの支配戦略は、

協力可能なネットワークをもたない個人としては

ID制システムでは

・自分からは裏切らない
・相手が裏切っても、悔い改めれば許す
・報復をしないとなめられる

というしっぺ返し戦略を行い

匿名性システムでは
報復をうける恐れがない事から

・常に相手を裏切り続ける

裏切り戦略を行う事が支配戦略となる。


つまりだが、ID制では協調を主とした利得の増加を目指し、
匿名性では、他者の利得を裏切りによって低下させ
自分の利得を相対的に増加させる戦略が支配戦略となる。


利己的なプレーヤーは、ほっとくとここに落ち着くはず。


そして、ゲームが進むと、今度は、サウサンプトンのように
チームで協力するプレーヤー達がでてくる事が予想される。
ID制があると、お互いを認識しあえる為に、ネットワークが
できるからだ。


そうすると、あるブロガー達が
どこかで談合して、チームを結成し

「お互いを2ちゃんねるでも裏切らない」
「チーム以外の有名ブロガーはチーム全員で2ちゃんで匿名で叩く」

という戦略をとる。
これによって、裏切りによる利得の低下のリスクを減らし
チームで連携してほかのプレーヤーの利得を減らし、
自分の利得を相対的に増やすことができる。

チームを組める状況になると、これが支配戦略となる。

プレーヤーが利己的だとすると、
ほっとくとネットはここに落ち着くはず。






ガクガクブルブル(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル






posted by pal at 17:47 | Comment(1) | TrackBack(0) | コラム このエントリーを含むはてなブックマーク | 編集
この記事へのコメント
amazonのレビューやwikipediaなどはまさにこの戦略になっている気がします。
Posted by ケビンナッシュ近郊 at 2006年06月25日 22:32
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