「主なニュース源としてインターネットを利用」が増加--米調査
メディアというのは、その情報の性質上、
フローメディアとストックメディアに
分けることが可能だと僕は思っている。
一回読んで終わりのメディアで
読み捨てが基本のがフローメディアで
複数回読んだり、使ったりする本棚に入れておくのが
ストックメディア。
既存メディアで言えば、フローメディアは
TV、ラジオ、新聞、雑誌がこれに当たる。
ストックメディアは
DVD、ハードカバーの書籍、漫画の単行本、ゲームの攻略本
各種辞典、ハウツー本など。
一方で、ネットに関しては
フローメディアに当たるのは
各種ポータル、ブログ、SNS、掲示板など。
ストックメディアに当たるのは
wikiしかないようにも見える。
余談だが、検索サービスだと
ヤフーやgoogleの検索は、ストック的要素が強いように思う。
一方で、テクノラティはフロー要素が強い。
多分、ブログ検索専門という性質のゆえだろう。
ブログはストックとフローを兼ね備えるが
読者の傾向を見る限り、ストックには適してはいないように
見える。実際に過去記事を読む人は、少数で、
大抵は、時事ネタのみを呼んでブログを去ってしまう。
今、ネットが、既存メディアに実際に脅威を与えている分野は
実は、フローメディアが大部分で、
新聞や雑誌といった文字による情報のフローを担当してきた
連中とかなりの部分で競合しているように見える。
一方で、ストックメディアとしてのツールが
現状、wikiしかないので、書籍などとは
さほど競合していない。百科事典とはガチでやっているが
他の書籍一般との競合に関しては、wikiがさほど流行っていない部分を
考えると、影響の度合いが低いように思う。
これをどう考えるかなんだけど、
ネットユーザーが、情報のストックを創るのを嫌うのか
それとも、ツールが洗練されておらず、使いがたい故なのか。
個人的には、後者だと考えていて、
誰か情報のストックを主軸にしたツールを
創って欲しいと思ったりもするのだが。
誰か、作ってくれませんかね?
今、wikiで自分のサイトのまとめやっているんですが、
やっぱ、記法を覚えないといけない分、面倒くさい。
なんとかならないかな。
「wikiしかない」という記述を拝見するに、ブラウザ上で編集ができるものに限定しての話ということのようにも読めて、そうなのであれば納得できるのですが。
テキスト情報に関してですが、サーチエンジンを使ってストック情報を見に行くのは、プル型な態度なわけですよね。ストック情報にプッシュ型で接する仕掛けがあれば面白いと思います。例えば自分のはてブにため込んだ記事ライブラリーから毎日一本、ランダムにポップアップされるとか。カウントダウンTVの「●年前のランキング」みたいに、はてブが●年前の記事ランキングを見られるようにするとか。