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2006年03月01日

広告はすればするほど報われる。が・・・

まぁ、題名どおりの話なんですけど。

「努力すればスキルが向上して上に昇れる」というのは幻想

この記事読んで思ったことなんですけどね。

うちのブログでも過去に「額に汗して働け」って言葉にケチつけた事があるんで
こんな事いうのはアレかもしれませんが、基本的に「努力」はすればするほど
人間の能力向上に役に立ちますし、報われるものです。

ただ、例外があります。
上記の記事にあるようにね。
より少ない労力で最大の効果を上げれるやり方があるんです。
人力で汗して荷物運んでる奴を横目に台車で荷物運ぶ奴が
倍の効率で仕事できるようなもんです。


んで努力と似ているものに、広告があるんですが、
広告もすればするだけ、効果が高いです。
広告量と売り上げの統計を取ったデータを見たことがありますが
(一つだけですけどね)
相関関係はあるといってよいデータでした。

ただ、例外があります。

広告において例外が起きる場合は「シェアデターミングセグメント」といわれる
影響度の高いセグメントに集中的に広告を投下する事によって
少ない広告で何倍もの効果をあげる事に成功した場合や、キャッチフレーズや
CMが爆発的にヒットした場合、画期的なイノベーションを起こすことによって
製品事態が広告効果を生み出した場合などが上げられれます。

広告は、基本的には、沢山うったほうが勝ちます。
が、例外が存在する余地があるため、必勝を約束してくれるものではないわけです。

「勝つ確率を上げてはくれるが、必勝は約束してくれない」

これが広告です。

そして、最近、近藤本や梅田本が、典型的な「シェアデターミングセグメント」への
広告で決定的な効果をあげた奴だと思うんですよね。

特にウェブ進化論のほうは、発売と前後して、ブロガーへの影響力の
高いアルファブロガーが扱い、その後、買った人達が次々とレビューを
ブログにあげ・・という連鎖があがったわけで。

テクノラティとかで「ウェブ進化論」で検索すると、2000件以上でるわけですよ。
この短期間で2000以上のブログに扱ってもらえるだけでも
それなりの広告効果を望めます。

ネットは、情報の海ですが、不均等にトラフィックが存在するわけでなく
実際には、その中で影響力が高くトラフィックの多いノードが存在しています。


結局、そこを抑えれるかどうかなんだと思うんですよね。
そこを抑えて、上手くパッケージ化して販売できれば
有利な条件で交渉もできるでしょうし。

広告スペース競争するなら、
アマゾンアソシエイトやアドセンスみたいに面で抑えるやり方もいいんですが、
アルファブロガーとか大手ニュースサイトみたいなPVのでかい所の広告スペースや
記事スペースをパッケージにして、広告スペースとして企業に売り込む
代理人サービスとか、将来出てくるかと面白いかもしれません。



posted by pal at 19:24 | Comment(1) | TrackBack(0) | コラム このエントリーを含むはてなブックマーク | 編集
この記事へのコメント
「努力なんて意味がない」という論は嫌いです。
リンク先でもそうですが、この論に絶対に記載されているのは「努力しても報われないことがある」という事なのですが、それだったら最初からそれを趣旨にしろよ、といいたくなります。
努力をどこに向けるか? という趣旨なのに、キャッチフレーズ的に努力は無意味というのは如何なものかと。あ、これ、ただの反抗心なんで流してください。
軍事用語に「集中の原則」とか言うものがあるみたいですが、経済、経営、個人にも応用が効きそうですね。
Posted by s at 2006年03月02日 00:49
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