低迷気味のOhmyNew,復活するのか
湯川さんの所と、メディア・パブさんの所の記事より。
韓国で成功した参加型ジャーナリズム「オーマイニュース」が
日本に上陸するそうです。
オーマイニュースに関しては、湯川さんが
何度か取り上げてますんで、それは湯川さんの記事をごらんください。
ただねー、メディア・パブさんと同じで、
今は、ちょっと冷めた目でみてまーすよ。
理由は、参加型の限界とかでなく、
単純に、もう、こういうの必要ないから。
最近、大手ニュースサイトとはてBでダブルで
はてな801の記事を扱ってもらった事があって、
それで、一つの記事を1万人を超える方が読んでくれたみたいなんですよね。
本当にありがとうございます。
しかし、1万人以上の方に記事読んでもらうなんて
雑誌でならトンでもないことです。
そりゃ、10万部単位で発行している大手雑誌とかなら別ですけど、
最近の雑誌の発行部数の減少は酷いって聞きますし
純文学雑誌なんて、2000部も売れてないって聞きますしね。
そんな状況で紙に書くのにどんな意味があるのかって
最近思うんですよね。漫画雑誌だって、緩やかな部数減少を
続けていますし、プリントメディアでやる意味ってどんどん無くなってしまっている。
現状、紙のほうが読みやすいってくらいで、
ブロードバンドユーザーならば
パソコンで全部済ませちゃってもいいわけで。
実際に、僕個人、ハードカバーの書籍を読む日とかでない限り、
得る情報量はネット>書籍になっているし。
記事作成は、ブログやwiki、掲示板で簡単に出来ちゃうし、
編集・宅配機能は、SBMや大手ニュースサイトの管理人さん、検索システムが
やってくれる時代なんです、すでに。
それで、やり方次第では、すごい沢山の人に読んでもらえるわけで。
オーマイニュースがやらんでも、自立的にネットの世界で
情報流通が回り始めているので(市民発の情報も含めて)
参加型ジャーナリズムに魅力を感じなくなってしまっているんですよね。
今のネットの仕組みを発展させていけばいいじゃんって感じで。
ネットに簡単に情報を発信できて、それを効率よく吸い上げる仕組みが
出来つつある以上、オーマイニュースみたいな編集特化の報道企業の仕組み自体が
もう時代遅れなのかもなーなんて思うわけですよ。
出来て5年もたたない企業のビジネスモデルが
時代遅れっていうのもアレですけど。