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2006年02月15日

人口増減とインフレデフレ

今、「ゴールド」なる本を読んでます。



面白い。金の歴史と人類の経済の歴史。
いやあ、面白い。オススメ。
金貨を発行する力が、いかに過去の国家にとって重要だったかを
教えてくれる本です。金融関連の初歩を学ぶのにいいかも。
難しい数式とかないので、楽にお金について学ぶことが可能です。


で、本日の話題になりますが、御題は「人口増減とインフレデフレ」です。


まず、インフレとは多くの場合、需要>供給の場合に引き起こされる現象です。
一方で、デフレとは、需要<供給の場合に引き起こされる現象。


「ゴールド」のP182で述べられていますが、
人口増は、必ずしもインフレに結びつきませんが
その原因の一つにはなります。


つまりですが、人口が増えるという事は、増えた人口の分、
需要が生まれるということです。

結果として、一時的にですが、経済が需要>供給の状態になります。
結果として、インフレになりやすいわけですね。

戦後日本のインフレ基調の経済の原因の一つは、
戦後の人口増加が挙げられる理由がありますが、
確かに、これで説明できますよね。




一方で、最近、小子化が問題にされていますが、
少子化、人口減少の最大の問題点は、ここにあるんじゃないかと
この本読んでから思うようになりました。

そう。デフレになる可能性があるわけです。
少子化と人口減少で経済全体が。
今頃気付いたんですけどね。

人間が減るということは、それだけ需要が減るってことです。
需要が慢性的に減り続ければ、需要<供給の状態が継続します。

こうなると、供給過剰によって、価格が下がり、賃金も下がり
リストラ、倒産が慢性的に続くのでは、と思ったわけです。
このあたり、経済学の分野とかだと、どう分析されているんだろ?

日本の経済活動自体が延々と
破壊され続ける可能性があるように思えるけど、
さてさて。


最も、すでに少子化のせいで、これまで子供相手に商売してた
おもちゃ業界とか漫画業界みたいな所は、主要市場が需要<供給になってて
「大きいお友だち」相手の商売にシフトしていってるわけですけども。

自分の商売も含めて、やっぱ日本経済は
人口動態やら少子化、人口減少の影響は
受けざるを得ないだろうなぁ、としみじみ思いました。




posted by pal at 19:05 | Comment(1) | TrackBack(1) | コラム このエントリーを含むはてなブックマーク | 編集
この記事へのコメント
松谷明彦『「人口減少経済」の新しい公式』
つー本がいいですよ。
>このあたり、経済学の分野とかだと、どう分析されているんだろ?
Posted by はてな801ファン at 2006年02月16日 04:56
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Excerpt: 水着特集号:シャラポワもモデルで登場 米スポーツ雑誌とのこと、ゴボ、え??どれどれ
Weblog: 時事を考える
Tracked: 2006-02-15 22:25
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