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2006年01月12日

電子書籍のこと

紙はなくなるか

ちと、oguoguさん所の突っ込みに反応。
うちのエントリの事で、突っ込みがあったので、
もうちょい、前回のエントリ、


紙はいらないから、もっと積極的に電子書籍を出してください。出版社様。


に補足。


oguoguさんのご指摘にあるとおり

耐久性や安全性は皆気が付くと思うのですが、携帯性と操作性に関しての言及が少ないような気がするのです。

片手で操作する事は考えられているのでしょうか。本は片手でページが捲れると云う利点が有るのです。いろいろな姿勢でも読めると云うのも大事だと考えます。

大画面であれば良いと云う場面ばかりでは無いと思うのです。日本の場合、通勤通学時間の長さを考慮しないと云う訳には行かないからです。


と言う点については、まるで考慮してなかった。
だから、ちょっと思いついた事をを補足しておくと。


まず、紙の利点である「読みやすさ」「携帯性」「操作性」については
電子ペーパーにしろノーパソにしろ、叶わないと僕も思う。

ただし、僕個人の考えだけど、
ビジネス戦略上、紙の優位点に電子ペーパーが
追いつくまで待っていたら、競争が終ってしまうと思っている。

重要なのは、紙に
電子ペーパーやノーパソ、携帯電話が追いつくことではなくて
それらが独自の強みを生かして、市場を開拓することだと思っている。


極端な話をすると、現状の電子パーパーで
「読みやすさ」や「操作性」を
強みにしようとする戦略をとる企業は、
多分、つぶれると思っている。

そんなのは紙が十分すぎるほど満たしきっている。
紙のシェアを奪うのに、紙に勝てない分野で勝負してもしょうがない。

だから、次世代情報媒体の王者になりうるのは
「紙」が持っていない強みを全面に打ち出してきた製品ではないかと思う。

そして他のポイントは、必要最低限のスペックがあればいいのである。
全てを平均以上にすると高コストのビジネスモデルに縛られるし。

最初から最高の製品を作ろうとすると
時間がかかりすぎて、競争の第一歩で出遅れてしまう。

新市場向けの製品は時間との戦いでもあるのだから
強みを絞る事も重要ではないかと思う。


posted by pal at 19:03 | Comment(0) | TrackBack(1) | コラム このエントリーを含むはてなブックマーク | 編集
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