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2006年01月07日

広告の手法

ネタはあるんだけど、まとめる暇がないので
本日も尻馬エントリ。

コミュニティのロングテイル

本日はtanaka blogさんの記事に尻馬。

すると、かつての大金をかけたマスマーケティングから、セグメント化されたマイクロマーケティング、はたまた、興味関心をあぶり出して(キーワード連動型、コンテンツマッチ型など)広告をぶつけるナノマーケティングへのシフトが考えられる。というより、もう始まっている。


ちょいと引用から入りますが、ここです。
注目したいのは。


現状、広告手法というのを並べると


1 TVによるマスマーケティング
2 新聞・雑誌による大規模文字広告
3 街頭などの看板広告
4 ネットのポータルでのマーケティング
5 パンフレット・チラシ
6 電話セールス
7 既存顧客への直接セールス(割引チケットなどを含めて)

になる。


この中で、一番、費用対効果が高いのはどれか?
というと、答えは6になる。

これが抜群に効果が高い。
地味すぎね?、とか思うかもしれないが、それは違う。

費用対効果でいうなら、
これ以上の宣伝効果が望める広告手法は他にない。
これは、何時の時代も、最高の広告手段なのである。

これは忘れてはいけない。
一度、自分の商品を買ってくれた顧客は、
もう一度買ってくれる可能性が最も高いセグメントなのだ。

自分でも本やゲーム作りに関係しているからわかる。
ファンというのに、まず最初に訴える事は物凄く重要なのだ。

最も自分の作った製品を
買ってくれる可能性の高いセグメントだからだ。

だから、そこを最も重視せざるを得ない。

続・イメージDVD市場の未来はどっちだ?

こちらはparsleyさんの記事。
うちの記事への返答として、書いて下さったのだが、
↓その一文に、この全てが表現されていると思う。


では、彼女たちが一体何で勝負していかなければならないかというと、「客との距離の近さ」に尽きる。
 そのために、どれだけのイベントをこなすか。どれだけの来てくれるお客さんと握手することができるか。地道だけど、こういう努力が写真集やDVDの売り上げに直結するし、タレント自身のステップアップにも繋がる。



そうなのだ。これが、文句無しに効果が高いのだ。
自分のファンに、自分の商品を買ってくれるように頼むのが
一番、自分という製品価値を高めるのに効果が高いのである。


では、これが一番、費用対効果が高いならば
これをネットに適用するとどうなるだろうか?

ネットの特性を利用して、この広告手法をもっと使いこなす事は
できないだろうか?


広告宣伝費の使い方2.0

AIDMAの整理、その2

上記の記事は、ネット時代の広告手法についての考察記事。
どちらも素晴らしい記事なのでご一読を。

ここで、重要なのは、
ネットによってもたらされた「コミュニケーション」という
メディアの新手段である。

これは、「既存顧客への直接セールス(割引チケットなどを含めて)」という
最も費用対効果の高い広告手法に直結する。


顧客に対して、
「新しい商品を出しましたから、是非買ってくださいね」
と直接、出来るだけ商売っけをださずに「頼む」ことは、
物凄く価値がある。ついでに時限つきの割引チケットや簡単なサービスを
付加してやるとさらに効果が高くなる。

ニュースレターではダメだ。
アイドルが一人一人に手書きで、メールを送るくらいのパワーが
必要だ。あるいは、ブログについたコメントに一つ一つ丁寧に
レスをつけながら、自分のDVDなどを「買ってくれるようにお願いする」事だ。
どうみても、それが最大の宣伝効果を望める。

費用をかけずに高い広告効果を望めるのである。


A: Attention (注意)
 I: Interest (興味・関心)
 S: Search (検索)
 A: Action (購買)
 S: Share (情報共有)

というのがネットの新しい広告手法のようだが、
A: Attention (注意)
I: Interest (興味・関心)
の部分をダイレクトにノ-コストで既存顧客に訴える手段を
すでに持っているわけだから、コンテンツプロバイダーは
そこを十二分に活用すべき時代なのではないかと思う。


これは、地道な作業である意味では「銀の弾丸」ではないが、
売上に直結するという意味では「銀の弾丸」だと思う。




posted by pal at 21:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム このエントリーを含むはてなブックマーク | 編集
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