なんか、
【レビュー】『電車男スタイリング・バイブル』
とかの話が盛り上がってて面白いので
僕なりの話、ファッション論を書いてみよう。
ああ、無論、こうすればモテるとか、こうするとモテない
とかの話じゃないんで、そういう話を期待しないでくださいね。
アニメ・漫画オタクと服飾オタクの邂逅
電車男スタイリングバイブルを読んだ
ついでに関連エントリで面白かったのも紹介。
つか、書いてて思うんだが、男の20%は結婚できないという
時代なんであって、それなのに、非モテ論争するのもアレなのよね。
どう頑張ろうが、男は余るようにできているのであって
ファッションに気をつかったからといって
20%余る状況じゃ、なんともね。
で、本題に入るけど、交配市場における男女の戦術は
「異性の好みによって左右される」
という点は万国共通である。
そのため、ファッションを語る際においても、
異性の好みが問題になる。
まず、女性に関して述べておくと
男性は女性よりもずっと高い割合で女性の容姿を
重視する。
僕の知っているデータだと、男性が女性の容姿を
最重要視する割合は70%。
一方で、女性が男性の容姿を気にする割合は40%弱
となる。
ここに、男女の性差が存在する。
男性は、女性の外見に関して非常にシビアで
「ブサイクには興味を示さない」
のである。
このため、必然的に、女性同士の交配市場での争いは
「身体的魅力」部分に集中している。
身体的魅力を増し、自らを若くみせようとする女性の
骨肉の争いは、男性に見えない所で繰り広げられている。
美容産業を支えているのは、間違いなく女性である。
毎日、2時間鏡の前にたって顔に絵を描いてみたり、
服選びに毎日30分費やしてみたりするのは女性に特有の
現象だが、その原因の半分は男性にある。
なぜなら、若くて美しい女を男性が求めるからだ。
化粧したり、着飾ったりダイエットしたりする女性は、
ただ、男性の古くからの本能である
「女性の若さと健康」
を重視するという本能に訴えかけようとしているに過ぎない。
愉快な話ではないが、女性は、ひどく残酷な男性の視点に晒されている。
男性のほとんどは、女性の美しさしか評価しない。
だからこそ、あそこまで化粧品業界やファション業界が女性向けに
偏重するのである。女性が狂ったように着飾ったり化粧したり
ダイエットするのは男が女の美しさしか評価しないからだ。
女性は恋愛資本主義の奴隷のようなものだ。
男性の好みが、あまりに美しさに偏重している以上
他にとるべき道はない。
無論、それ以外にも道はあるにはある。
例えば、長期交配市場、つまり結婚に至る道では
「貞節」が重要になるので、ここで勝負をかける女性もいるだろう。
女性というのは現実的であり、その時々において
自分に必要なものを、必要なだけ利用している。
それだけのことなのだ。
一方で、女性が男性を評価する際は、どのような基準を
使うのか?
partygirlさんの基準は顔に向けられているようだ。
大熊さんを視界の中に放り投げれば、凄い勢いで喰らいつきそうだ。
喰らいつくだけならまだしも、もっと酷いことに
なりそうな気もするが、まぁ、それはいいとして。
何故、男性は、おしゃれをそれほどしないのか?
これに関しては、女性に責任が半分ある。
なぜなら、女性の半分は、先にも述べたとおり、
男性の外見を最重要視するが、残りの半分はそれほど
評価しないからだ。
代わりに、資源、つまり金や地位、あるいは
サービス、つまりは献身、優しさ、愛情などを評価する。
この点で、女性の好みというのは男性よりも多様なのである。
そのため、男性の交配市場での戦術は多様になる。
女性のように容姿に特化することは滅多にしない。
ホリエモンや出川は、モテないというが
出川の奥さんは元グラビアアイドルだし
ホリエモンの恋人もそうだ。
「女は金についてくる」
といったのはホリエモンだが、
まさに彼はその事を証明した。
容姿を最重要視する女性からは
何の魅力もない男性だが、男の金を最重要視する女性からみれば
願っても見ない獲物である。
女性が望む要素は「強さ」「資源」「サービス」「容姿」の
四要素なので、どれかで強さをもつ男性は、ある女性群に人気が出る。
女性全てにモテることができるのは
「麗しの王子様」だけだ。
が、それは幻想の中にしか存在しないだろう。
上記四要素を極めた男なんぞ、世界で1%以下だ。
はっきしいって、ファッション業界が
男性にもっとファッションに金を使わせたいなら
女性全体に意識改革を迫らないといけない。
女性全部が、男性の「容姿」のみを望む時代がくれば
男性も気が狂ったかのように容姿に力をいれるだろう。
要するに、男性がファッションに力をいれない理由は
半分は、女性に責任がある。
だから、アキバ系ファッションだとか脱ヲタなんて
言うだけ無駄だよとか思うわけである。
男性がファッションに力をいれないのは
男性だけの問題ではなく、女性の好みが男性よりも
多様であるからなのだから、脱ヲタファッションを売り込みたいなら
同時に女性全体に同時に意識改革を迫らないといけないのだ。
その点で、『電車男スタイリング・バイブル』は
男性のみに意識改革を迫っている点で失敗作だと思われる。
読んでないけど。
あああー。
ゲイにオシャレな人が多いのは、
そういうことか!と思ってみたり。
コメントありがとうございます。
ゲイの人にお洒落が多いのは知りませんでした。
やっぱ、そうなんでしょうねぇ・・
一例を挙げると、男性が求める良いと思う体格と女性が目指す体格の差異があげられます。
女性の理想となる体格は、以下のWebサイト参照。
http://www.elle.co.jp/home/fashion/celeb/05_1124/
一方男性紙における女性の理想の体格は以下を参照。
http://sabra.jp/strictly/
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/car/05motorshow/graph/companion3/
女性の太ももに注目するとわかりやすいです。男性誌の理想の女性(や東京モーターショーのコンパニオン)は立ったときに太股が貼り付いています。女性誌における理想の女性は股下から膝までできれいな逆三角形の空間があります。これが、男女間の理想の体型(つーか体重)の差です。逆に言えば、男性が注文するのはほとんど顔でありながら、 実際の顔に関してはほどんど対応がとられていない・・・、これが現実です。実際スーパーモデル体型はエロ本において一番人気がないそうです。
なので、男性自身が美を追い求めているのはありますが、それ以前に女性同士での意地の張り合いの段階に達しているので、男性がどうとかそうゆう問題ではもはや無いかと思います。
なので、同じ事が男性にとっても言えるかと思います。女性自体に意識改革を求めても、女性の求めるファッションをとるかは全くの別問題です。多分、男性同士でしか評価されないファッションを追い求めるようになるため、結局は無意味に終わるかと思いますが。
資料へのリンク、ありがとうございます。
読んでみます。
確かに、女性同士の意地の張り合いから
妙なところにお金を使うケースは
多々あるように感じます。
特にダイエットとか。
そのあたり、又考えてみたいと思います。