まさにキターである。
一条先生、ネカマブレイクアウト。
謎は全て解けた!
いやね、僕自身、不思議でしょうがなかったんだが。
時々、ネット界隈で、自身の男遍歴やら性生活を色々と
書く人がいるんだけど、女性でも。
ただ、こういうのって、不思議でしょうがなかった。
男性の性戦術は、長期的な関係を望む場合でも
短期的な関係を望む場合でも、そう変わらない。
相手に対して、地位・資源の多さをアピールしたり
誠実さ・献身・優しさ・愛情をアピールしたり
自分の容姿をアピールしたりする。
短期的な関係を望む場合でも
長期的な関係を望む場合でも
男性側の戦術は、そう変化がない為に
女性の側は、男性がどちらを望んでいるかを
見抜く必要がある。
だから、女性のほうが
コミュニケーション能力に長けているのではないかというのは
前回のコラムで述べた事だけど。
一方で、女性の場合、
短期的な関係、つまり一夜限りの情事を望む場合と
長期的な関係、つまりは結婚を望む場合とでは
使う戦略が明確に異なる。
無論、どちらとも、容姿の改善を行うという点は変わらない。
女性の容姿は、男性が最も重視する選択だからだろう。
ただ、男性は、長期的な関係(ケコーン)を望む場合、
容姿と同じくらい、女性に貞節であることを望む。
これも、前回述べた通りで、
男性が子供を欲しいと思ったら、自分で産む事はできない。
女性に生んでもらうしかない。
ただ、相手の女性が複数の男性と関係していると
生まれた子供が自分の子供かどうかわからなくなってしまう。
結婚して嫁が生んだ子供の肌の色が黒かったなんて
某野球選手みたいな目にあったらマジ泣きする男性が
ほとんどだろう。
そのため、男性というのは、長期的な関係を望む場合は
どうしても相手の貞節には重点を置くようになっている。
そして、おそらくは、男性のこういう心理を
女性も知っている為に、貞節さというのは女性の倫理規範の
中で重要な部分になっているのだろう。
女性が短期的な関係を望む場合には
男性的な欲望である「種をばらまく」方の欲望を
直接的に刺激する。性的なサインを送るのは
女性の短期的な関係戦略の中で、最も効果が高い。
進化心理学者デヴィット・M・バスの調査によれば
短期的な関係を望む上で、有効な戦術を
女子大学生に調査した研究などでは
「相手にセックスしたいか聞く」
「相手がセックスしたくなるようにしむける」
「男好きなように振舞う」
「セックスのきっかけを作ってやる」
などは、トップに入っている。
また人類学者エリザベス・キャシュダンの研究では
短期的性戦略を実行する女性は、よりセクシーな服を
着る傾向があると確認されている。
一夜限りの情事を望む女性の場合、
やや強引にでも男性の性衝動を利用して
ベッドに引き込む作戦のほうが有利だと分っているのだろう。
ただ、長期的な性戦略の場合、
これとは真逆のケースとなる。
同じデヴィット・M・バスの新婚男女と大学生相手の
調査によれば、「貞節を守る」「他の男と寝ない」
「献身的に振舞う」は、7点満点で6.5点以上という
高い評価を受けている。
これは、男性側の恐怖を女性が取り除いてやる為には
非常に有効な戦術である。つまりは、自分の子供が
本当に自分の子供かどうか分らないという恐怖を。
つまりだが、女性にとっては
貞節をアピールしたり、
献身的である事をアピールするのは
非常に有効なのだ。
特に、長期的な関係を望む場合には。
これは、同時に、配偶市場において、
女性が自分の多様な性遍歴を暴露する事の危険性も
示している。
つまり、相手の女性が男性経験が豊富だと判断すると
多数の男はこう考えてもおかしくない。
「あいつは浮気性だから、結婚するのは嫌だ。
どこか他の男と寝て、その男の子供を生まれたら
たまったもんじゃない」
と。
自分の子供だと思っていたら他の男の子供でした
なんて事は、男性がもっとも恐れる事態である。
勿論、多様な性遍歴を暴露することは、
一つだけ利点がある。
つまり、短期的な関係を望む場合には
有効なのだ。男性は、簡単にセックスできると
思い、そういう女性を口説くだろう。
当たり前だが、セックスを沢山する女性であれば、
その分、男性が誘ってセックスできる可能性が高まる。
っつーわけで、女性の場合、性戦略の観点から
まとめると、二つの戦略が明確に分かれるのである。
短期的な関係を望むなら、エロく振舞ったほうが良い。
長期的な関係を望むなら、貞節に振舞ったほうが良い。
という形で。
こないだのオフ会でひできさんが奥さんに言われた言葉を
教えて頂いたが、その言葉、
「貴方の子供が生みたい」
というのは男を口説く上で非常によろしい。
なぜなら、結婚するのならば、男は自分の子供を
女性に生んで欲しいからだ。そして、他人の子供を
育てさせられる「カッコウの雛」を一番恐れている。
で、一条先生のブログやら
braxさんのブックマークのコメント欄を
ようにも見えるのだが(ケコーンの話がコメントや記事で出てくる)
前者の戦略をとっているように思えて不思議でしょうがなかった。
この二人が
僕にとって非常に興味深いケースなのは
こういう理由からだった。
自分の性遍歴やら、何やらを暴露することは
配偶市場で長期的パートナーを獲得する上では
マイナス以外の何者でもない。
なんて思っていたらのネカマ宣言である。
これで一条先生の謎は全て解けた。
喉にひっかかっていたモノが取れた気分で
爽快である。
あとはbraxさんだ。
ま、そのうち、わかるかもしんない。
余計なことをいうと損するのはわかっている、だからこそ言わなければらない、みたいな。
あと、内田春菊作品のアンチヒロイン像は「無責任」もキーワードかな。
暴露戦術、面白いので、それで一本エントリ
書いて見ます。
>>一条先生
ネタ返し〜