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2005年12月10日

del.icio.usとかのビジネスモデルの展望

楽しげな議論が起こってるので、尻馬ノリ男にも
一枚かませてください。

議論の始まりはコレ。

ITmediaニュース:Yahoo!、ソーシャルブックマークサイト「del.icio.us」を買収

アメリカで一番メジャーなSBMサービスです。
そいつがヤフーに買収されたって事で
同じSBMサービスであるはてBでも話題に。

そんな中、

del.icio.us 買収に関してのつぶやき

はてBの生みの親naoyaさんが声明を発表。
僕自身もSBMは、それなりに金に変換できるサービスだと
思っているんで、割と賛同。


del.icio.usly acquired

その中で、danさんからnaoyaさんのエントリに突っ込みが入る。

簡単にビジネスモデルの話としてまとめておくと
ネットサービスがどれもコモディティに近くなる中、
技術で差別化するのが難しくなりつつある。

そこでサービスとして、他と差別化するとなると
サービスのカスタマイズやユーザビリティ、リリース速度などの
付加価値を重視して差別化を行うか
あるいは、市場をハイエンドに移すかになる。

Bloglines、Flickrなどは、典型的なハイエンド商品で
要するに、トラフィックだけ集めておいて、
ローエンド、つまりはネットユーザーから金をもらう形での
ビジネスをするのでなく、ハイエンド、つまり企業に買い取ってもらう
形でのサービス開発を行ったと考えるのが妥当だと思う。

コレ自体は、別に非難されるべきことでも何でもない。

金持ち相手のビジネスが儲かるのは何時の世も同じであるし
ネットにおけるローエンドのビジネスモデルは、
グーグルによってどんどん破壊されている以上、
サービスを作って、金持ち、つまりはネット列強に高値で
売りつけるというビジネスモデルが当然だと思う。

ローエンドでのネットサービスはやや消耗戦気味だったし。

danさんの指摘の通り、今から参入するならば
サービス作って、トラフィックを十分に集めた後に
それを上手い事、価値をつり上げてネット企業に向けて
売却するというビジネスモデル、まぁ、ブロイラー型とでもいうか、
それは一つの正解例であると思う。

極端な話をすると、はてなとかも、今、有望株と見られているから
価値をつり上げて、ネットに進出しようとしているメディア系大企業に
高値でふっかけるという手も使えなくはない。

近藤さんはやる気ないかもしれないけど
流行廃れが速いネット業界だと、さっさと
売却しちゃったほうがいいかもしれんねとか
思う時がある。


del.icio.us に関するつぶやき - その2

そんな事思っていたら、naoyaさんから
反論が出た。

SBMは、確かに、自分達でビジネスモデルに変換できる可能性がある。
内部のトラフィックはそれなりにでかいし、ターゲット広告とか
色々とやれる部分も多い。

バイアウトしないでも乳牛にできる可能性は
僕もあると思う。


ただ、問題は、SBMというサービスをヤフーみたいな巨人が
簡単に買収で手に入れちゃった事で、これをやられると
やっぱ小さいところは厳しいわけで。

市場のローエンドを明渡すと
長期的な覇権を失うというがビジネス展望として
明確になってきているから
ネットの大企業は、買収に積極的になってきている所が多い。
特にMS、ヤフー、グーグルは、積極的にやってるしね。
ネットにおける技術革新のタームは恐ろしく短いから
そういう所に目を光らせている。

第二のグーグルが誕生してからでは遅いと
ヤフーもMSも思っているんだろう。

自分の飼いネコだと思っていたグーグルが
飢虎だった。
これは、ヤフーやMSが犯した過ちの一つ。


典型的なイノベーションのジレンマというか、
検索がこれほどの金のなる木になるとは
思ってなかったせいでグーグルが成長するのを
彼らは助けてしまった。

ヤフーやMSは、同じ過ちを
しないように細心の注意を払いはじめている。

勝負の行方はわからないけれど、
誰も注目していないところから
次のドラゴンは生まれる。そういうモンだし。




関係ないけど
個人的に、今、ネットで欲しいサービスとしては
完全記名制の大規模掲示板がある。

これは、SNSみたいに、招待制で、完全記名制のサービスと組み合わせて
やって欲しいんだけどね。

2ちゃんのSNSバージョンみたいな奴。

やっぱり、2ちゃんだと煽り煽られがウザイ時もあるし
そういう過度な攻撃性を嫌って、出て行ってしまう人もいる。

そういう人達の受け皿として完全記名制、招待制で使用できる
大規模掲示板コミュニティがあってもいいと思う。

個人的には、mixiあたりが、SNS内で共有できるダイアリー、
2ちゃん、したらばみたいな大規模掲示板、SBMを組み合わせ、
さらに、一人一人の発言を追っかけられる仕組みを
作ってくれたらなぁ、と思う。

SNSとかにしないとグーグルと検索にやられちゃうから
そういう形で勝負するのがいいんじゃねぇかなぁとか
思う。

それをどう金に結びつけるかは、広告でやるなり
他の二次サービスでやるなり、バイアウトするなりで
各企業勝手にやればいいと思うんだけどね。

金に変換するやり方は、千差万別であって、
自分達で決めればいい。

del.icio.usのヤフーへの売却が安いのか高いのかは
判断しかねる。

もし、金のなる木になるのであれば、ある意味では
安売りしすぎたのかもしれないし、
金にならん、あるのは成長への期待だけという結果になるので
あれば、売却者の勝利だろう。

ヤフーがババを引いてしまったのか
金脈を探し当てたのかは、遠くない将来わかるだろう。


追記

それと、最近、web2.0だの言う人に嘲笑が浴びせられるような
風潮があるが、まぁ、それは仕方ない。

何時の時代も、夢を語る人間は、嘲笑と偏見をもって
迎えられるのが常である。

ただ、そういう嘲笑であったり、偏見であったりには
負けないで欲しいと思う。

誰もが
「そんなことはやるだけ無駄だ、市場がない、誰も買う奴がいない、できっこない」

という場所に挑戦し、それに成功したビジネスが
最も息の長いビジネスになる事が多いのである。

非消費に立ち向かい、新たな市場を創造することは
他のどんな種類のビジネスよりもずっと価値がある事だと思う。

そういうビジネスの多くは
夢であったり、ひたむきな情熱に支えられている。

夢であったり、将来はでかい企業を作ってみせるとか
そういう希望というか夢想をもって仕事に
あたる人がいることは他の何よりも大事な事だと思う。




posted by pal at 19:36 | Comment(2) | TrackBack(0) | コラム このエントリーを含むはてなブックマーク | 編集
この記事へのコメント
ようやく本業^^のエントリーが出ましたな
期待しておりまつw
Posted by マルセル at 2005年12月11日 22:42
続き的エントリも書いているんですが
ちょっとお待ちをば。。
Posted by pal@管理人 at 2005年12月12日 01:42
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