渡辺さんとこの記事を読んでいてふと思った。
小説にはSFというジャンルがある。だが、このジャンルが人気を失って久しい。
今はSF冬の時代なんて呼ばれている。
これはSFってジャンルが飽きられたってのもあるけど
リアルの世界での技術革新が、作家の想像力を置き去りにするほど
進歩してしまったのと、生産力上昇による供給過剰により
SFが創りあげるような、科学技術によって、今よりも満足度の高い世界というのが
それほど魅力的でなくなってしまったことがあるかもしれないと
最近、思っている。
要するにだけど、渡辺さんが記事で触れているように
リアルの技術でブラックボックス化が進んでしまい、SFというジャンルが
ひどく陳腐な世界になってしまったのである。
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