「イノベーションへの解」が届いたので読んで升。
なーんか、読めば読むほど
ソニーがイノベーションのジレンマのドツボに
はまっているように感じます。
クリステンセン教授によると
中核事業が成熟した後に成長の基盤を築こうとして、
新しい分野への投資戦略を行う企業は非常に多いようです。
ソニーも、中核事業が成熟した後で、
新たな成長の基盤を築こうとして色んな分野へ
投資したんですよね。
ただし、こうした試みは、非常に良く似たパターンを辿るらしく
中核事業が成熟に向い、投資家が新たな成長を要求すると、
経営陣は一見、意味ある成長戦略を編み出すようで。
だが、彼らの計画では積極投資を行っても必要な成長を生み出せない。
やがて、投資家は、その企業を見限り
株価が下落し、経営陣は更迭され、新しい経営陣が
以前の状態を取り戻す。
つまり、成長は鈍いが収益性は高い本業に回帰する。
これ、まんまソニー状態です。
ストリンガーさんの計画は、イノベーターのジレンマで
予期された企業が取る行動のまんま。
しょうがないんですけどね。
あーあ、やっぱソニーはダメなのか。